こんにちは、シンプルライフ ナビです。
最近のAIの進化は凄まじいですね。
文書作成では自動で文章作成や要約をしてくれる「Chat GPT」が話題です。
そして、今度はイラストや高品質でリアルな画像を自動作成してくれる「AIイラストくん(画像生成AI)」が、LINEで手軽に利用できるようになりました。*1さらに、新機能として画像入力に対応し、「AI美女」への変換機能が追加されました!
私が「AIイラストくん」で作った画像の実例がこちら。
どうですか?凄いよね?かわいいし、写真みたい。
かなりクオリティの高い画像が自動生成、出力されます。素晴らしい!
AIイラストくんの始め方、使い方や留意点を確認していきましょう。
- LINEで手軽に画像生成。AIイラストくんの始め方や使い方
- 自動作成のイラストやリアルな人物画像出力が凄い!
- 人気のAI「AIイラストくん」の商用利用と気になる留意点
- AIイラストくんで話題の生成AIを体感しよう
LINEで手軽に画像生成。AIイラストくんの始め方や使い方
「AIイラストくん」は株式会社picon(以下「運営者」)が運営している、LINEで手軽に使える画像生成AI。
画像生成AIとは、文章やキーワードを入力してAIに指示すると、AIがその内容のイラストや画像を自動的に作ってくれるというもの。
この「AIイラストくん」の始め方、使い方は次の通り。
- LINEで AIイラストくんを友達追加 する
- 無料で1日3回、有料プラン利用なら無制限で画像作成できる*2
LINEで友達登録すれば、招待コード不要で、すぐに使えるようになります。
操作性に問題はなく、入力に迷うこともないので、とても簡単に使えます。
どうやって使うのか、みていきましょう。
自動作成のイラストやリアルな人物画像出力が凄い!
AIイラストくんを利用すると、次のことができます。*3
- イラストの作成
- 人物の作成
- 風景の作成
- AI美女機能(自画像を美少女やイケメンに変換する新機能)
このうち、イラストの作成と、リアルな人物の作成例、AI美女変換機能をみてみましょう。
画像生成AIは Stable DiffusionのAI技術が利用されていますが、AIイラストくんでは難しいことは考えずに使うことができます。
かわいいイラストの作成例
「イラストを作る」を選んでタップして、どんな内容のイラストを作成するのかAIに指示します。
日本語で、普通に文章などを入力すればOK。
「猫耳の虹色の髪の毛の女の子」とか。
上の図のように、1分程度でイラストが作成、表示されます。
イメージと違う場合は、再度入力指示すればOKです。なお、長文だとAIが理解できなかったり、AIが学習していない(知らない)単語の場合はトンチンカンな画像が作成されることがあります。
写真画質のリアルな高品質画像!人物の作成例
人物の作成もイラストの時と同様、日本語でどんな人物を作成したいのか入力すれば、AIが内容を解析して自動的に高品質の画像を生成、出力してくれます。
かなりクオリティの高い人物画像が自動生成されます。まるで写真のよう。
ですが、絵の構図や顔面が崩壊していて見るにたえない画像が作成される場合もあります。
細かい部分では指などの細かい描写、手足の大きさがおかしかったりすることもありますが、無料でここまで写真画質のものが出せるのは凄いことです。
今後のAIの学習で画像生成の精度が上がっていく可能性もあります。
入力の仕方や、AIのくせ、などが出力される画像に影響しますが、コツを掴めば、良い画像を作れそうです。
AI美女機能|あなたの自画像を美少女やイケメンに画像変換する新機能
追加リリースされたのが「AI美女化機能」というべき画像変換の新機能。
なんと、画像入力による画像生成、画像変換に対応しました!
変換したい画像を「AIイラストくん」に送ると、生成AIがその画像を美少女やイケメン、おじさん、おばさん、水彩画風などの「○○化」に画像変換してくれます。
幼児化や老人化のほか、水彩画風、スケッチ風に変換することができるのも面白そうですね。
- 画像から画像への変換機能(画像入力でのAI美女化機能)は、原則として本人の画像を前提に設計されています。
- 画像本人や著作権者の承諾を得ることなく、他人の顔写真や著作物を送信することは禁止されているので注意してください。
人気のAI「AIイラストくん」の商用利用と気になる留意点
AIイラストくんを利用してみて気になった点を3つ挙げておきます。参考にしてください。
- AIイラストくんの利用は無料。ただし画像生成枚数を無制限にするなら有料プランの利用が必要
- 生成された画像を商用利用できるが自己責任
- 似たような人物やテイストの画像が多いかも
それぞれの項目を確認します。
AIイラストくんの利用は無料。画像生成枚数を無制限にするなら有料プランを利用
当初リリースからしばらくは、利用が招待制で、LINEで「AIイラストくん」を友達登録しただけでは使えませんでした。
次のいずれかの方法で「招待コード」をゲットして、入力する必要がありました。
- すでに利用しているユーザーに「招待コード」を発行してもらい、それを入力する
- もしくは、運営者の公式Twitterで人数限定で「招待コード」を配布することがあるので、そのコードを入手する
ですが、現在は招待制は撤廃され、誰でも利用可能です。
無料利用の場合は1日3枚まで画像生成が可能ですが、生成枚数を無制限にするにはユーザー課金が必要です。
無料ユーザー(利用者)が爆発的に殺到すると回線が混雑し、画像生成に時間がかかりすぎて快適性が損なわれる、採算が取れない等のリスクがあるので無料ユーザーが画像作成できる枚数は絞っているのだと思います。
著作権は?生成画像を商用利用できるが自己責任
AIイラストくんで作成した画像は商用利用が可能です。*4
そして、使い方として自分用のアイコンやビジネスでの活用も例示されています。
ただし、利用規約を見ると、次の記載があるので、完全フリーとは言い切れない部分があり、注意です。
ユーザーは、本サービス及び本画像の利用に関連して、第三者との間で当該第三者の権利を侵害した又は侵害するおそれがあるとして紛争等が生じた場合には、ユーザー自身の責任と負担においてこれを解決するものとします。
AIの生成画像は商用利用できるけれども、自己責任、となっています。
ただし、運営者によると、AIイラストくんの学習モデルは、商用利用が禁じられていないものを利用するなどの配慮がされているとのこと。良心的と言えるでしょう。
AI生成画像の利用は、画像そのものでマネタイズするのではなく、自分が作成したメインコンテンツを引き立てるために利用する程度とするのが良さそうに思います。
なお、画像生成時に既存の著作物、特定のキャラクター名や個人名の入力などを行うことは利用規約で禁止されています。
似たような人物やテイストの画像が多くなるかも
「AIイラストくん」は、学習モデルをある程度、選択して絞っているようです。
「AIイラストくん」では、「イラスト」「人物」「風景」の3つのモードから選んで画像を作るが、それぞれ違う学習モデルを使用している。
使用している学習モデルの詳細は公開していないが、モデルの開発者が、商用利用を禁止していないモデルを使用しているという。
出典:この画像、LINEで作りました。わずか1分「AIイラスト生成」が話題、ChatGPTを駆使して“自然な画像” | Business Insider Japan
採用されているモデル数は無限ではないことから、元の学習データが同じであることにより、似たような画像が生成されることがあります。
だから、他人が作成したものと、自分が作成した画像が似ているというケースも出てくるでしょう。
ブログで使う画像を商用利用フリーのサイトの画像を使うと、他の人のブログでも同じ画像が使われていることがありますが、それと似たようなことが生じるかもしれません。
AIイラストくんで話題の生成AIを体感しよう
何と言っても、スマホで手軽に画像生成AIを日本語で利用できるというのは画期的です。
1日あたりの画像生成枚数は限定されますが、3件まで無料で利用できるという快挙。*5
- 「AIイラストくん」の登場で、「画像生成AIってどうなの?」を実際に触って体験できているのがとてもありがたいです。
- 無料でしばらく試して、うまく使えるようになったら、AIイラストくんのサブスク の課金ユーザー(月額1,980円~*6)になってみるのも良さそうです。
- 今後いろんなAIが登場してくると思いますが、使って、体感して、新しい技術をうまく取り入れていきたいですね。
- Chat GPTとイラストAIを使って、絵本や物語が作れる日が近づいているのかもしれません。(すでに画像生成AIで作られた写真集 がAmazonのKindle Unlimitedで取り扱い中です…)
AIは今後も進歩し続けていくでしょう。
画像生成AI、楽しいですよ。実際に自分で触れてみることが大切。
あなたもどうですか?画像生成AI、使ってみませんか?
生成系AIの流行に乗ってみるのも、おすすめです。
*1:AIイラストくんのリリースは2023年5月
*2:2023/6/21追記:AIイラストくんはリリース当初は招待制でしたが、2023/6/20に招待制は撤廃され、現在は全ユーザーが利用可能です
*3:追記:当初は3種類でしたが、2023年6月30日にAI美女変換機能が追加リリースされました
*4:AIイラストくん利用規約 第5条(知的財産権)抜粋「(略)当社は、本画像に関していかなる権利も保有しません」
*5:2023/6/12追記:当初の記事作成時は1日5件まで無料で画像生成可能でしたが、現在は1日3件までに制限されています
*6:最新の料金はAIイラストくん公式ホームページなどで確認ください