
この記事は一人旅におすすめの中国の北京観光ランキング【世界遺産あり】です。
実際に私が北京に一人で旅行した際の、感動の世界遺産を含む観光地をおすすめランキング形式でご案内します。
- 初めての旅先は観光ツアー利用が安心ですが、北京の一人旅は観光ツアーに申し込まなくても大丈夫でした。
- 一人旅の場合、送迎付きツアーだと割高になることが多いので、私は航空券とホテルだけ購入して、あとはフリーにしました。
- 地下鉄で感動の世界遺産に数多く訪れることが可能。
そんな経験をもとにして、
この記事は「初めての北京旅行でも一人で容易に訪れることができる観光地」をセレクトしています。女子一人旅でも大丈夫ですよ。
一人旅でも安心。空港から北京市内への移動方法は地下鉄がおすすめ

北京の国際空港から北京市内への移動手段は地下鉄がおすすめです。
初めて旅行する場所への一人旅でまず心配なのは、空港から宿泊施設(ホテル)までの移動手段ですが、北京は空港から市内まで綺麗な地下鉄が走っているので安心ですよ。
しかも北京の地下鉄は2024年9月からVISAやMasterCardの非接触タッチ決済に対応しているから、旅行者でも切符を買わずに乗れちゃいます。

バスやタクシー利用よりも安全・安心ですが、地下鉄利用時の注意点が一つ。
空港ほどではないですが、注意点は簡易的な手荷物検査があるということ。
- 大きいカバンは荷物検査機に通します。(ボディチェックはありません)
- 中国国内では、地下鉄に限らず、新幹線を利用する場合も手荷物検査がありました。
- 日本人から見ると最初は戸惑いますが、ながれはスムーズなのですぐに慣れます。
北京旅行は地下鉄をうまく使うことで一人旅でも移動には困らなかったです。
ただし、東京よりも路線が多く、駅も巨大なところが多いので、北京地下鉄路線図(Beijing Rail Transit Lines)を紙に印刷して持っておくと良いと思います。
感動!北京一人旅のおすすめ観光地ランキング 8選

北京一人旅のおすすめ観光地ランキングは次のとおり。
中国では「8」が縁起が良い数字とされているので、ランキング8選としました。
- 万里の長城(八達嶺長城)【世界遺産】
- 天壇公園【世界遺産】
- 頤和園【世界遺産】
- 天安門広場
- 故宮博物院 (紫禁城)【世界遺産】
- 景山公園(北京中軸線・世界遺産)
- 王府井大街
- 前門大街
北京に行ったら主要な世界遺産は見ておきたいもの。
この記事では5つの世界遺産を含む、8つのおすすめスポットを紹介します。
それぞれ確認していきましょう。
万里の長城(八达岭长城)【世界遺産】

北京に行ったら訪れたい一番のおすすめ観光スポットは「万里の長城(万里长城 Wànlǐ chángchéng)」です。
ただし一つ難点があります。
それは、「万里の長城」は北京市内から少し距離が遠いということ。つまり、地下鉄や電車でぶらっと訪れるということができません。(この記事で紹介の他の場所は地下鉄利用で回遊できます)
私は現地の公共バス(北京市内から万里の長城までの直行便)で訪れました。めちゃめちゃ格安で行くことができます。
詳しくは「北京ひとり旅|万里の長城に877路バスで楽して格安で行く方法」の記事を参照してください。
現地での対応が不安な人は、海外旅行オプショナルツアーを楽々予約できる【KKday】を利用してみて。
万里の長城はオプショナルツアー利用でも意外と安く行くことができます。 ![]()

万里の長城は、八達嶺、慕田峪、金山嶺、司馬台、嘉峪関などが有名ですが、最初に訪れる場合は「八達嶺(八达岭 Bādálǐng)」がおすすめです。
一人旅で訪れる場合、交通アクセスの良さと治安面の安全性は外せません。
八達嶺の万里の長城は次の特徴があります。
- バスやツアーの行き先として多くの便がある(アクセスしやすい)
- 長城が整備(修復)されているので歩きやすい(女性でも安心)
- 見渡す限り長城が続く風景を堪能できる(圧倒的なスケール)
- 2000年以上の歴史とロマンを感じられる(異次元の感動)
中国の歴史や風習に少しでも興味のある人は、万里の長城に行ってみてください。感動したり、いろんな思いが湧いてくると思います。
映像だけじゃわからないものは、現地で感じることが大事です。
天壇公園(天坛公园)【世界遺産】

おすすめポイントの2つ目は、北京市内にある「天壇公園(天坛公园 Tiāntán gōngyuán)」です。
- 北京市内にあるので地下鉄を使って簡単に訪れることができます。
- 地図では後で紹介する故宮(紫禁城)、天安門、王府井などと近いように見えますが、日本の感覚とは違い駅の間隔が遠いので地下鉄を使います。
北京地下鉄の天壇東門駅(天坛东门)を降りて少し歩くと天壇公園です。
天壇は円錐形の建物がランドマークになっていて有名ですが、見どころはこれだけではありません。
実は世界遺産の「天壇公園」は同じく世界遺産の「紫禁城(故宮)の約4倍の広さがあります。
行ってびっくり、天壇公園はめちゃくちゃ広いんですよ〜。他の場所もそうですが、歩きやすい靴や服装で行かないとダメですよ〜

世界遺産の「天壇」は皇帝が五穀豊穣や国家の安泰を祈った場所で、古代中国の宇宙観や儀式の重要性を感じられる神聖な場所です。
- 私は天壇のシンボルの祈年殿のほか、直径65mの円形の壁の端と端とで小さな声でも相手にしっかり聞こえる不思議な仕組みを持つ回音壁や、皇帝が天に祈りを捧げた3層の石段で作られている圜丘壇にも行きました。
- 公園の入り口付近では中国将棋?やトランプ?をしている現地の老人などもたくさんいて、現代の世俗的な感じが中国っぽいなと思いました。
- 有料の園内に入ると広大な世界観と荘厳さを兼ね備えた風景に圧倒されます。
北京に行ったら「天壇公園」に必ず訪れておいてください。
頤和園(颐和园)【世界遺産】

北京観光の3つ目のおすすめポイントは「頤和園(颐和园 Yíhéyuán)」です。ここも世界遺産です。
頤和園は北京市内にあり、地下鉄で訪れることができますが、市内中心部からは少し距離があります。少し郊外に行く感じ、です。
- 頤和園は東側と北側に入り口があります。
- 個人的には東側(北京地下鉄4号線または16号線の西苑駅(Xiyuán)利用)から入場して園内を周遊した後、北(地下鉄4号線北宮門駅)に抜けるのがおすすめです。
東口から入ると、湖と頤和園のコントラストが素晴らしく感じられます。
その壮大さに圧倒されますよ。
訪れる前に、浅田次郎さんの「蒼穹の昴」をぜひ読んでから行ってください。頤和園も舞台となっている、歴史のロマンを感じられる名作です。

頤和園の見どころは中国・北京の世界遺産「頤和園」観光体験記にもまとめているので参考にしてください。
天安門広場(天安门广场)

北京に行ったら「天安門広場(天安门广场 Tiān'ānmén Guǎngchǎng)」にも行っておきましょう。
- 天安門広場には中国共産党全国代表大会の会場になる人民大会堂や毛沢東廟など、現代中国の重要な施設もあります。
- 天安門広場は現代中国を感じられる場所ですし、多くの現地の人や、中国国内からの観光客もいます。
時間が合えば国旗掲揚のイベントを見ることができるかもしれません。
地下鉄1号線の天安門東(天安门东 Tiān'ānmén dōng)、天安門西(天安门西 Tiān'ānmén xī)が最寄駅です。

天安門広場は50万人を収容できるらしく、広大です。
なお参考情報ですが、
- 私が行ったときは時期的なものかもしくは国際会議があったのかもしれませんが、広場に行く前に検問所が設けられていて、手荷物検査がありました。
- 私の場合、入るのに身分証明書(パスポート)の提示が必要でした。
- 外国人だけではなく、中国国内の人も身分証明書を提示し、手荷物検査を受けていました。
天安門付近の警備が厳しいのは、政府の重要施設があるからかもしれません。
さて、観光に戻ると、天安門広場の北隣が「故宮(紫禁城)」です。天安門から故宮の南口に行って入場し、故宮の中を堪能したあと、北に抜けて景山公園まで行くのがおすすめルートです。
故宮博物院 (紫禁城)(故宫博物院)【世界遺産】

北京に行ったら「故宮博物館(故宫博物院 Gùgōng bówùyuàn)」にも必ず訪問しましょう。
行き方は簡単です。地下鉄で天安門に行き、北上すればすぐに着きます。
行けばすぐにわかります。迷うことはありません。
ただし、故宮博物院(紫禁城)に行く前に次の注意点を確認しておいてください。
- 故宮博物院では当日券の販売は行っておらず、観覧者(割引対象者とその付き添い人を含む)はすべて実名で予約する必要がある
- 外国人は「外国人永久居留証」またはパスポートでチケットの予約・受付をする必要があり、1日につき同じ身分証明書で予約できるチケットは1枚に限られる
- 観覧者は午門(故宮の南門)で、予約時に使用した有効な身分証明書の原本を提示して入場する必要がある
つまり、故宮に入るには事前予約が必須です。
Wechatアプリから事前予約しておく必要があり、日本人にとってはちょっとハードル高めです。(Wechatアプリをインストールし、電話番号で本人認証後、予約手続き可能になりますが、中国語表記なのでちょっと難しい。以前は当日券が買えましたが、2023年6月から事前予約必須になりました)
現地での対応が不安な人は、海外旅行オプショナルツアーを楽々予約できる【KKday】を利用しましょう。(「北京 故宮」で検索すれば現地ツアーが出てきます)

故宮博物館(紫禁城)は歴代の中国皇帝の住んでいたところ。
これまた巨大で荘厳な雰囲気に圧倒されます。
故宮の中の様子や見どころは、北京ひとり旅|故宮博物館(紫禁城)観光の感想の記事を参考にしてください。
景山公園(北京中軸線・世界遺産)

故宮観光を終えたら、景山公園(景山公园 Jǐngshān Gōngyuán)に登ってみましょう。
景山公園は紫禁城を造営した時に出た土で作った山みたいです。やることのスケールが大きいですね。
景山公園の上から故宮(紫禁城)方向を見渡すと、故宮(紫禁城)がどれだけ大きいか、中国皇帝の権力ってものすごく大きかったんだろうな、というのを体感できます。
建物群のシンメトリーもこれだけの規模で、凄いな、と思います。

この景山公園や故宮、天安門などを含む「北京中軸線」は2024年に世界遺産に指定されています。
北京の中軸線にある建築群は、厳密な対称性と整然とした景観を持ち、都市建設における「中をもって尊しとなす」(皇権と神権との結合)という伝統的概念を体現しており、都市を通じて社会秩序を構築し、社会生活を規制しようとする考えが反映されている。中国に現存する最も壮大で保存状態の良い都市の中軸線として、中国の都市計画が成熟期に至るまでの発展の模範となっている。
8つの世界文化遺産
景山公園は時間がなければ省略してもいいと思いますが、手軽に登れますし、空から皇帝の居城や北京市内を見下ろすことができるのでおすすめの場所です。
王府井大街(王府井)

観光といえばお買い物も忘れてはいけないポイント。
「王府井(Wángfǔjǐng)」は高級百貨店から庶民的な出店まで揃っている、なんでも揃う北京市内中心部の繁華街です。

王府井には、お土産、中国らしい服飾、本格中華だけでなく、中国でしか食べられなさそうなものも多いので、みて回るだけでも楽しめます。

地下鉄の「王府井」からすぐですが、王府井といっても範囲が広いので端から端まで歩くとかなりの距離になります。
座れる場所は少ないので、主要なお店をサクッと回って、必要なものだけ買うのがおすすめです。
相場的には他の場所より値段がちょっと高めに感じました。
前門大街(前门)

前門大街(前门大街 Qiánmiàn dàjiē)は街並みが綺麗に整備されている、買い物や飲食スポットです。
夕方から夜の暗めの時間帯に行っても街並みが明るく、治安も良さそうでした。
飲食店も小綺麗なお店が多いので、ちょっと中国商店的な現地のお店に抵抗感がある人でも安心できるお店が多いと思います。

交通アクセスもよく、地下鉄2号線、8号線の「前門」が便利です。
北京旅行の最後の夜に寄ってみて、現代中国の勢いを感じてみてはどうでしょうか。
まとめ|北京一人旅におすすめの観光地ランキング

中国は東南アジアや欧米に比べるとまだ旅行しにくい感じがすると思います。
私も実際に行ってみるまで中国一人旅の情報は少なくてちょっと心配でした。ですが、他の方のブログや旅行誌を参考にして現地に行ってみたら、十分一人でも楽しむことができました。
- 北京までは東京から飛行機で3時間30分くらいで着きます。
- 東京から3時間半ということは、新幹線の東京ー函館(4時間)や東京ー広島(4時間)より近いということ。
- そう考えると意外とすぐに行けてしまうんです。
日本の文学や歴史には中国文化の影響を受けているものがたくさんあります。
実際に旅行に行くと、テレビや映画で見る中国とはまた違う中国を感じられました。世界遺産にも手軽に行けますし、世界遺産を効率的に回ってみたい、と考えている人にも参考になると思います。
特に万里の長城(八達嶺長城)【世界遺産】、天壇公園【世界遺産】、頤和園【世界遺産】、天安門広場、故宮博物院 (紫禁城)【世界遺産】は旅程に組み込んでおくのをお勧めします。
北京旅行に行くときは、当ブログの情報も参考にしてください。
