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映画「糸」と時代に愛される中島みゆきの歌詞|いつも なぜ 心に響くのか

映画「糸」

動画サブスクで、2020年に公開された映画「糸」を見た。
中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにして、「『平成』という時代」の約30年間も描いた男女の物語*1である。

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泣ける映画「糸」|生きている時代に逢うべき人と会えるだろうか

映画は2020年8月に公開された。上映時間は130分。
菅田将暉、小松菜奈のW主演、そして榮倉奈々、山本美月、倍賞美津子、斎藤工、成田凌、二階堂ふみなどの実力ある俳優が映画の核となる人物を演じています。

(以下ネタバレなし)

www.youtube.com

私はアマゾンプライムビデオで観ました。2021年11月から新着コンテンツとして観れる*2ようになっています。

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「糸」あらすじ|人との出逢いや愛

逢うべき人との出会い、愛について考えることができるストーリーです。

映画の公式ホームページのイントロダクションから引用します。

人は奇跡のような確率で、誰かと出逢っている。
平成元年に生まれた漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)。
すれ違い、遠く離れ、それぞれの人生を歩んできた二人が、奇跡の糸を手繰り寄せながら、平成の終わりに再会を果たす。
これは、運命に引き離された男女が再びめぐり逢うまでを、平成という時代の変遷とともに描く、壮大な愛の物語。

https://ito-movie.jp/introduction.html

二人が生まれた北海道を起点に舞台はシンガポールにまで広がります。
初恋から別々の人生を歩んだ二人の関係はどうなってゆくのか…

 

映画「糸」の感想|人とのつながりや人生について

映画のストーリーは感情移入できる、いい話だと思います。
全体的には見た後に、見てよかった、と思える作品でした。

 

ネタバレになるので詳しいことは記載しません。
ただ、30年を2時間に詰め込んだためか、話の展開が急すぎたり強引だったりする部分があります。途中、面白くないと感じたり、登場人物の関係が気持ち悪いと思う人もいるかもしれないと思う表現もありました。

また、少し無理がある設定が多いような気がしますが、場所の設定などは実名の地名を使っているけれども、記号やアイコンのファンタジーとしてみればいいのだと思います。

 

映画は「糸」をモチーフにしているので、主人公たちを中心に登場するいろんな人が縦糸だったり横糸だったりするのでしょう。

翻って、私の人生ってどうなんだろう?

 

「糸」の歌詞(作詞:中島みゆき)には次のフレーズがあります。

縦の糸はあなた 横の糸は私

逢うべき糸に 出逢えることを

人は 仕合わせとと呼びます

 

あなたはもう、逢うべき人に、出逢いましたか?

 

P.S この記事公開後の2021/11/15にW主演のお二人、菅田将暉さん、小松菜奈さんの結婚が発表されました。おめでとうございます。

 

中島みゆき の歌|いつも心に沁みる名曲たち

映画「糸」が素晴らしいのは主演の二人の演技が素晴らしいこともあるけれど、上映中に流れる中島みゆきの名曲による影響も大きいと思います。

中島みゆきのシンガーソングライターとしての実力は誰もが知っていると思うし、日本を代表するアーティストと言えます。
もちろん私も好きで、リスペクトするアーティストの一人です。

 

でも学生の頃は、心が惹かれるいい曲だなーと思いつつも、なんとなく暗い、歌詞の解釈が難しい、といったことで友人と話をしづらい歌手でした。*3今から思えばただの偏見でしかないが、自分が若さあふれる頃はそんなイメージで過ごしていた。

もしかしたら、同じように中島みゆきの歌についてはあまり他人と話すことなく、心の中では気にかけていても話題にしずらかったという方が他にもいるのではないかと思う。*4

 

大人になって、いろいろ経験して、改めて歌や詩を聴くと、心に沁み入る…そんな感覚に襲われることがあります。

言霊というのだろうか、言葉と語感とメロディーがなんともいえません。

自分が成長したのか、感受性が豊かになったのか、今まで感じなかった感情が現れたり、以前の記憶が呼び起こされたりすることがあります。

 

自分が成長して、ストーリーを重ねる|各年代に愛される「中島みゆき」

中島みゆきさんについてはコアなファンの方も多く、また現代文学?や恋愛論の研究対象になっていたりもしていて、中島みゆき論とか、いろんな批評があふれています。

 

私の個人的な意見としては、若い頃にもいいな、と思っていたけれども当時は感じられなかった「言葉の間に含まれる奥の深み」、そんなことが人生経験とともに感じられることが増えてきたような気がします。

あと「実は私、中島みゆきの曲好きなんだ…」と打ち明けてくれた友人は心が優しい人が多い気がする。

私は今はいつも聴くわけではなく、たまに聴くくらいなのですが、詩に解釈の幅をもたせて、自分のストーリー(自分の転機なども含む)と歌を重ねることができるのが中島みゆきさんの魅力なのではないか、と自分では勝手に思っています。

 

また、私の場合は初めてトークを聞いた際、歌を歌っている時と、本人が話をしている時のギャップにすごく驚いた記憶があります。びっくりしたなぁ。笑

中島みゆきのつくり方。 | ほぼ日刊イトイ新聞

このシリーズのコンテンツは面白いですよ。
こんな対談トークも、生で聞いてみたいな。

 

映画「糸」を見て、映画に挿入されている「糸」と「糸」以外の名曲も聴いて、そんなことを思い出しました。
あなたも、心に沁みる物語を見たり、音楽を聴いたりしてみませんか。

 

中島みゆき公式チャンネル - YouTube

今週のお題「秋の歌」

*1:2020年に興行収入22.7億円で邦画のヒット作となった。

*2:2021年11月5日から見放題としてアマゾンプライムで独占配信中。

*3:当時ほどではないけれど、今でも職場などでは言いづらい。

*4:隠れファンとでも言うのか、表だって公言はしていなくても、励まされたり、歌詞に自分を重ねたことがある人は多いのではないかと思う。