iPad mini 7(A17 Pro)では、旧世代のApple Pencilが使えなくなり、Apple Pencil Proが対応デバイスとなりました。
- 私はiPad mini5から第7世代(A17 pro)への乗り換え組なのですが、旧型のiPad miniで使っていたApple Pencilは使えなくなってしまいました…
- 私は普段iPadでお絵描きはせず、ノート(GoodNotes)や読書、動画鑑賞、ネット検索などで利用しています。旧型の Apple Pencilの機能を使いこなしていたかというと怪しい部類に入ります😅
だから、1本2万円以上もするApple Pencil Proは価格が高く感じてしまいます。
そこで、価格が安いサードパーティ製のペンをいくつか買って使ってみた結果、
iPad mini(A17Pro)とGoodnotesとの組み合わせで使い勝手が良かったペンデバイスが Metapen A11 Pro(メタペン)でした。
記事の最後にMetapen(メタペン)と組み合わせて使っているケースや画面保護フイルムも合わせてご紹介しています。
本記事がペンデバイス探しに悩んでいるiPad miniユーザーのご参考になれば、幸いです。
iPad mini 7(A17 Pro)でGoodnotesを使うならMetapen A11 Proが最適だった理由
最初に私の結論を書くと、
「iPad mini 7(A17 Pro)でGoodnotesを使うならMetapen A11 Proが最適」でした。
Metapen A11 Proを「おすすめできる主な理由」は次の5点。
- ペン先の感度調整ができる
- 機能割り当てボタンが使える
- 電源オン・オフがすぐできる
- 充電が早く、1分の充電で約50分使える
- 圧倒的なコスパの良さ
順番に確認してみましょう。
ペン先の感度調整ができる
私は最初Metapen A11 Proを購入してiPad mini と接続して使ってみた時、字が途切れ途切れになったため、最初の印象は最悪でした。
- 「これは失敗したかも… ノート書くのには使えないな…」
- 「『AmazonのMetapen A11 proのレビューに、iPad mini 7では使えなかった」』と書いてあったのは本当だったのか…」
たぶん、ここでふざけるな、と思ってペンを投げ出した人もいるんだと思います。
ですが、諦めずにいろいろ試したみた結果、
Metapen A11はペン先の感度調整ができるのです!
これが超重要!
つまり、感度(信号の調整)が無調整の場合、厚めの画面保護フイルムを貼っていると、下の図のように筆記途中で線が切れます。
これでは安心してノートを書くことができません。
ですが、感度(信号の調整の状態)を上げると、
上の図のように、感度調整後は書いている線が全く切れなくなりました!
(傾き検知は少し効いてるみたいですが、絵を描くなどで太さを任意に変えたい場合は高くても純正の Apple Pencil Proがいいと思います)
- 文字を書く用途に使うなら、十分実用的といえます。
- 感度調整(信号の調整)機能がついてるペンは私が買った中ではMetapen A11 proだけでした。
実は、私のiPad mini 7(A17 pro)は外出時(電車内、喫茶店など)に使うことが多いので、覗き見防止フィルムを貼っています。
それも、360度どの方向からも覗き見を防げる、LOE(ロエ)の少し分厚めの保護フイルム。
覗き見防止フイルムを貼った状態だと、一般的な2,000~3,000円程度のサードパーティ製のペンシルだと、ブツブツ線が切れてしまう状態でした。
なので、Metapenのレビューで「使えなかった」という評価がいくつかあったものの、「使えている」という評価もあったので思い切って買ってみたんです。
Metapenを買って正解でした!
感度調整機能で強度を上げてからは「Goodnotes」などのノート系アプリでノートが書けない、線が切れる、ということは起きていません。
ノート使いの人には、(Apple Pencil Pro以外では)現状ベストの選択ではないかと思います。
機能割り当てボタン(カスタマイズ機能)が使える
Metapen A11 Proの特徴は、ペンに機能の割り当て(機能カスタマイズ)ができること。
Metapenの専用アプリを入れると、下図のような設定画面が表示され、連携するMetapenに「独自機能」を設定できます。
応用APP(対応アプリ)には
- 一般
- Notability
- Goodnotes
- Procreate
- Painter
- Noteful
があり、上記APP(アプリ)毎の設定ができます。
私の場合は「Goodnotes」に設定して、よく使う動作を割り当てて使っています。
これが、意外と便利。
ペン先を握って操作するとペンと消しゴムをすぐに切り替えられるので、ノートやメモを書くのがスムーズになります。
お手軽サイズのiPad miniを使ってGoodnotesでノートや思いつきをメモする時にとっても便利です!
電源オン・オフがすぐできるし、充電量(電池残量)もわかる
Metapen A11 ProはiPad mini 7(A17 pro)とBluetooth接続して利用しています。
一度ペアリングすれば、次からはペン先のボタンを1クリックするだけで、すぐにメタペンがiPad miniと繋がります。
充電量(電池残量)の表示も画面上ですぐに確認できます。(Metapenの電池残量表示はBluetooth接続されているときのみで、接続が切れると消えます。ボタン1クリックで再接続するとまた表示されるようになっています)
ものすごくわかりやすいですよね!
充電が早く、1分の充電で約50分使える
もしMetapenの電池が減ってきたら、iPad mini(A17 Pro)ならUSB-C端子からケーブルを使ってペンに接続して、すぐ充電できます。
(注)Metapen A11はiPad miniの画面側面に磁石でくっつきますが、自動充電には非対応です
説明書には、30分の充電で8時間持つとされており、1分の充電なら約50分、4分の充電で約2時間使えるとあります。
実際に使える時間はもう少し短い気がしますが(私の体験上)、それでも短時間の充電で何時間も利用できるようになるのは本当でした。
圧倒的なコスパの良さ
ここまでみてきた通り、iPad miniでノートやメモを取るなら、(Apple Pencil Proを除いて)現状最良のペンじゃないかと思っています。
Apple Pencil Proは2万円以上しますが、Metapen A11 Proなら約3,000円です。
もちろん価格差があるので当然利用できる機能に差はあります。
項目 | Metapen A11 pro | Apple Pencil Pro |
---|---|---|
自動ペアリング | ⚪︎ ボタンをクリック |
⚪︎ iPad側面に磁石吸着時 |
自動充電 | × USB-Cで充電 |
⚪︎ iPad側面に磁石吸着時 |
自動電源オフ | ⚪︎ 時間選択可 |
× |
触覚フィードバック | × なし |
⚪︎ ペンの触覚的反応あり |
磁気吸着 | ⚪︎ | ⚪︎ |
パームリジェクション | ⚪︎ | ⚪︎ |
傾き検知 | △ | ⚪︎ |
標準価格(税込) | 約3,000円 | 約20,000円 |
でも、iPadで絵を描く人以外はMetapen A11で十分な機能があると思いますし、機能割り当て機能をうまく使えば純正のApple Pencilよりも使い勝手が良いこともあります。
iPad miniのペンデバイスは Metapen A11 Proが現状の最適解
ここまでお読みいただきありがとうございます。
iPad mini 7(A17 pro)は使える純正のApple Pencilの種類が変わってしまったので、サードパーティ製のペンデバイスならどれが良いのか迷っている人もいると思います。
そこでこの記事を作成したのですが、
私の利用用途(同一の太さで文字を書いたりイラストを描いたりする)では、今のところ、Metapen A11 proがiPad miniとの組み合わせが最高で、Metapen A11 proが最適のペンデバイスになっています。
私の環境では「Goodnotes」以外にもAppleの純正アプリの「メモ」「フリーボード」、「Notability」などのノート系アプリでは普通に使えていますし、スクリブルを使ってテキストを入力する機能も使えています。
注意点としては、純正の Apple Pencil Pro(166x8.9 mm)よりもMetapen A11 pro(165.4x9.5 mm)は(1mm未満ですが)少し太いので、iPad miniのケースがペン収納型の場合、少しキツくなります。
私はiPad miniのケースは次の2つを使い分けていますが、ペンシル収納型の方はMetapen収納時に少しきつくなります。(蓋が閉じないなどはありません)
iPad側面に磁石吸着で貼り付けるケースの場合は特に問題ありません。(ただし、下記のESRのケースのほうは磁石の向きが合わないのかペンをつけると蓋が少し浮いてしまいます…)
みなさんのiPad miniのペンデバイス選びの参考になれば幸いです。*1
*1:なお、サードパーティ製のペンは純正のApple Pencilと完全に互換性があるものはないので、その点ご理解の上ご留意ください