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「坂の上の雲」と戦艦「三笠」時代の生き方と決断|愚将と名将が歴史に残したもの

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坂の上の雲

近代史について、学校で学ぶことは少なかったように思う。

そんな近代史の話にぐいぐい引き込まれたのが「坂の上の雲」という、司馬遼太郎の作品。書き上げるのに10年の歳月をかけたという渾身の物語だ。

結論から言うと、間違いなく面白い。心に刺さる。

読んでいない方はぜひ読むことをオススメしたい。
そして関東圏に住んでいる方は、物語にも出てくる戦艦「三笠」がある三笠公園にも行ってみてほしい。

「坂の上の雲」の時代背景と、秋山兄弟と正岡子規の生き方や決断

明治時代の貧しくても一定の努力をすれば、何にでも挑戦できた時代。のちの帝国主義とは全く異なる、若い国家と、前向きでひたむきさが残っていた時代の息吹が感じられる。

内容をご存知の方も多いかもしれない。

ストーリーの軸になる人物は同郷の三人

日本の騎兵を創設し世界水準に育てた、日本騎兵の父と言われる秋山好古。

その弟で日露戦争の日本海海戦で当時世界最強と言われたロシアのバルチック艦隊に勝利した際の「戦術戦略の天才」と言われた作戦参謀、秋山真之。

秋山真之と竹馬の友であった、近代文学の改革を行い、短詩型文学を確立した、俳人として有名な正岡子規。

 

秋山兄弟のことは本を読むまで知らなかったし、秋山真之と正岡子規の関係も知らなかった。

親ガチャとは違う、それぞれの努力、選択によるそれぞれの生き方

時代背景は資金面などある種の制約はあるものの「一定の努力をすれば何かを掴み取り、成し遂げることのできた時代」といったらいいのだろうか。

現代も一部の人はチャレンジすることで成功をつかめるのは変わらないと思うけれど、時代の精神的健全さと言うか、清々しさと言うか、文学作品だからと言うのもあると思うけれど、人物が生き生きしている。

正岡子規は結核を患って結局早くに亡くなってしまうのだが、私から見ると生きているうちの充実感には羨ましいものがある。

秋山兄弟は軍人として日本の国を、国家として国際社会に認められるべく動いていく。

NHKオンデマンド 坂の上の雲

 

自らが選択し、人生を切り開いている。

そこで描かれているのは、最近「親ガチャ」と言われ、諦めの境地にあるような社会とは全く違う世界のように見える。

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横須賀にある記念艦「三笠」(旧連合艦隊旗艦)

記念艦三笠

記念艦「三笠」

1世紀以上前に、日露戦争の日本海海戦でロシア海軍を撃破した、艦隊参謀であった秋山真之が乗船していた連合艦隊の旗艦「三笠」は、なんと、横須賀に現存している。

 

三笠公園として整備されており、記念艦に入ることができ、艦内には東郷平八郎元帥や秋山真之の書状が残っていて、展示されている。

「坂の上の雲」を読んでから訪れると、感慨深いものがある。

記念艦三笠への行き方・アクセス方法

東京駅から横須賀中央駅まで、電車で約1時間半。

そして横須賀中央駅から記念艦三笠まで、徒歩で約15分。

記念艦三笠は入艦(乗船)できる

記念艦に入場でき、艦内では展示されている過去の歴史的な資料を見ることができる。
入艦料は大人600円/人。

来艦のご案内 | 記念艦「三笠」

また、艦橋に立てば戦艦の体験もできるし、主砲の大きさも体感できる。

三笠の主砲

三笠の主砲

三笠公園

今は公園になっている

坂の上の雲の時代や歴史に思いを馳せる|愚将と名将

坂の上の雲の主人公たちは、国家としての力をつけることと、自身の生きる目的のようなものが一致していた。あるいは文学の改革を行い、現代に生きる文学の礎を創った。

 

日露戦争は当時の大国ロシア相手に無謀とも思える開戦だけれど、英国や米国などと良好な関係を築き、絶妙のタイミングで講和するという情報力や行動力に脱帽する。

日露戦争に日本が負けていたら、今の日本はなかっただろう。

 

翻って現代はどうだろうか?

現在も世界情勢は混沌としている。争いは絶えない。
ある程度の力を備えていないと主張すらできない。情報や行動力は十分だろうか?

 

読書を通じて偉大な先人たちについて思いを馳せ、また歴史的遺物を体感して歴史を感じるのも大事だと思った。

 

今週のお題「読書の秋」