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リーダー不在で東京オリンピックの対応迷走。かすむ復興五輪の開催意義。これまでの経緯を振り返る

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こんにちは。
2021年7月23日から東京オリンピックが開催されますね。

二度目の東京オリンピックを誘致した時の盛り上がりは何処へやら…

当初の期待からはかなり違った形でのオリンピック・パラリンピック開催となります。改めて開催決定からのことを振り返り、開催意義の変遷などについて考えてみました。

東京オリンピック(五輪)の誘致と開催決定の振り返り

簡単に振り返ってみましょう。

2020年夏のオリンピックが東京で開催されることが決まったのは、2013年9月7日のことでした。

アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC(国際オリンピック委員会)の総会に、日本からは当時の内閣総理大臣、皇室関係者、スポーツ関係者らが出席し、開催地に立候補していた都市(東京、イスタンブール、マドリード)がプレゼンを行い、IOC委員の投票により東京が選ばれました。

チームジャパンの勝利!(関係者の団結の結果)ともてはやされたのが記憶に残っています。

 

www.youtube.com

 

東京でオリンピックが開催されることが決まった時、多くの方が前向きに捉えたのではなかったでしょうか。

 

一時期流行しましたね。「お・も・て・な・し」、おもてなし。

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たくさんの人が仕草を真似していませんでしたか?わたしの周りでも流行りました(笑)

 

オリンピック誘致の最終プレゼンテーションでは、2011年の津波のことも採り上げられました。また、心配されていた福島原発については、アンダーコントロール下にある*1、と世界に向けて宣言しました。

東京五輪は(政治的なパフォーマンスもあったと思いますが)復興五輪とも位置付けられていました。

 

復興五輪:東日本大震災や原発事故からの復興

2011年3月11日の出来事でした。東日本大震災が発生します。

東北地方の太平洋沖地震による地震・津波の影響により、約1万8千人以上の方が死亡または行方不明となりました。

また、東京電力の福島第一原発が津波により電源喪失状態となり大災害を引き起こしました。原発からの放射性物質の放出により、近隣住民は避難生活を強いられることとなりました。

一歩間違えば東日本に人が住めなくなってしまう可能性もあった事故といわれています。が、真実はどうだったのかはわかりません。

当時日本中の人が、また世界の人も注目した出来事でした。

東電福島第一原発事故とは <事故の概要>|NHK原発特設サイト

 

現場で必死に被害を食い止めようと文字通り命がけで対応してくれた方々がいたことが最悪の事態を免れた一つの要因だと言われていますし、事実そうだったのだろうと思います。

そんな方々を題材にした映画*2があります。緊迫の瞬間やものすごいストレスを抱えながらの対応だったんだろうなということが理解できる内容になっています。

わたしたちはこの事故が風化しないようにしなければならないですね。

 

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映画の特番のインタビューでも語られていますが、今でもフラッシュバックに苦しんだり、いまだに故郷に帰ることができない方々が大勢いることを忘れてはいけないと思います。 

映画ですから興行的にある程度成功させるためにある程度内容が脚色されている部分もあると思いますが、それでも映画を見なければ知り得なかった現場の空気感といったものは感じられます。

硬派な映画ですが、個人的には視聴をおすすめします。

 

この映画に描かれているような内容も、もともとは復興五輪として世界に発信していく予定だったのではないでしょうか。

 

2020年、東京オリンピックが1年延期となる

東京オリンピック会場 国立競技場

東京五輪2020会場 国立競技場

そして、当たり前が当たり前でなくなった2020年。

奇しくも原発事故と同じ日の3月11日に、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が「過去の2週間で中国以外での感染者数は13倍に増え、国の数は3倍になった。今後、数日、数週間後には感染者数と死者数、そして感染が確認された国の数はさらに増えると予想する」「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」と世界的な大流行になっているという認識を示します。

 

中止か延期かの議論の詳細が明かされないまま、2020年3月24日には東京大会の1年程度の開催延期が決定*3されます。

 

スポーツはアスリートだけでできるものではない。周りへの感謝を忘れない。

そんなことをアスリートの一人である、競泳の池江選手が語っています。

Tokyo 2020 +1 Message - YouTube(時間:3分くらい)

 

開催されるのが当たり前、国の代表になればオリンピックに参加できる、そんな前提がひっくり返った年になりました。

そして財政的な問題(追加経費)も発生しました。今も開催に向けて巨額の税金が投入され続けています。

 

新型コロナウイルス感染症の発生原因はいまだに正確なところはわからないのだと思いますが、地球上には人間がコントロールできないことは沢山あります。少しの慢心が結果的に大きな影響を引き起こすということなのかもしれません。

 

福島原発の事故では、誰が悪かったというわけではない、でも本当にそうだったのか?事故は防げなかったのか?、想定外の規模の津波だった、そんなことはあり得ないだろう、自然は抑え込める、といった慢心がなかったか?ということが言われました。

ただ、事故の現場では目の前の対処が最優先です。文字通りの決死隊が組織され、仲間のため、家族のためにも現場のリーダーを含めた人間が奮戦していたであろうことは想像に難くはありません。

 

運命論的な話ではありませんが、想像の範囲(想定の範囲)を超える事態が起きた時、その時どうするか、あるいはどうしたか、というのは後世から見ると大きな議論になるかもしれないなと思います。

 

2021年6月、東京オリンピック開催が決定

2021年3月には、海外からの観客受け入れを断念したことが公表されました。

2021年6月19〜20日に行われた世論調査によると、開催、延期、中止がそれぞれ約3割となっており、国内の意見は割れています。

2013年当時の五輪誘致時のチームジャパンとしての団結や熱量はどこへやら…すっかり分断です。

世論調査の結果

出所:東京五輪「今夏に開催」支持が盛り返す - Yahoo!ニュース

 

そして開催予定日の約1ヶ月前となる2021年6月21日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会から、観客を入れてオリンピックを開催することを決めたことが発表*4されました。

 

そんな中、7月9日には、東京に4回目の緊急事態宣言を出すことが決定されました。

いろんな理由はあるでしょうが、何度も緊急事態宣言の発出が繰り返されるということは、結果的に1年経っても新型コロナを抑え込めたという状態にはならなかったということの裏返しのような気がします。

 

緊急事態宣言の日程

出所:東京都に4回目の緊急事態宣言 暮らしはどうなる(9日18時) | 新型コロナウイルス | NHKニュース

 

さらに、開催まであと2週間というタイミングで、6月に公表された有観客での開催方針が転換され、 東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県のほか、北海道や福島でも無観客での開催とすることが決定されました。

チケットを購入していた人、有観客での競技開催予定の自治体、ボランティアなどで混乱が続いています。

  

東京五輪はどこへ向かっていくのか?

東京オリンピック

東京オリンピックはどこへ向かっていく?

さて、東京五輪の開催が決まった2013年から8年後の2021年に開催されることとなった東京オリンピック・パラリンピック。

難しい判断ですが、現状についてはっきりと納得できるような説明となっているでしょうか。

迷走している印象を受けます。リーダー不在とでもいったらいいでしょうか、何かモヤモヤします。

 

また、すっかり復興五輪の影は潜めています。

 

スポンサー企業は人流抑制のために表立って活動的なCMやアナウンスをすることは控えているように見えます。スポンサー企業は、オリンピックでの宣伝効果による売り上げ増やイメージアップを期待してスポンサーになっていると思われるので、ほぼ無観客での開催となることと相まって商業的には本来期待していた効果が生まれない可能性が高くなりました。

でも中にはこんな状況でもチャンスに変えてくる企業もあるでしょう。

 

news.yahoo.co.jp

 

ネット上のニュースなどによると、IOC(国際オリンピック委員会)のスタンスは一貫して中止にすることはない、ということだったようです。これには巨額の放映権料に絡むビジネス的な側面が大きいことが各種報道で強調されています。

これまでの経緯等を改めて振り返ってみると、オリンピックはもはや商業的にやめられない、一種のショービジネスになっているということなんだ、と思ったわけですが、あなたの考えはどうですか。

 

いろんな課題を抱えつつ、世界最高峰のスポーツを競うスポーツの祭典、オリンビックがもうすぐ始まります。

夢や希望や感動は生まれるでしょうか。。

 

こんなタイミングだからこそ、このオリンピックが開催されることとなった経緯や当初の目的や意義について改めて考えてみようと思いました。

個人的には、当初の想定が時間とともに変わり、国内開催の目的も不明瞭となって、もやもやしたままズルズルと開催に向かっているような気がしてなりません。

これまでの経緯を批判するつもりはないですし、また批評家にならないようにしたいと思っています。 なぜなら残念ながら今のわたしには現在のもやもやした状況を打開するリーダーシップやアイデアがありません。

ですが、この悩ましい時期を過ごしたことを忘れずに、復興のことも含めて後で語り継げるように内容を整理・把握して、東京オリンピック・パラリンピックを迎えたいと思います。

 

今までにない形で開催されることになった東京オリンピックについて、どんなふうに語り継いでいけるのか、あなたも考えてみてください。

 

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました🤗🏙

*1:under control=統制下にある

*2:2020年公開「 Fukushima50」

*3:安倍総理大臣(当時)とIOCのバッハ会長が電話会談を行い、東京オリンピック・パラリンピックを1年程度延長し、遅くとも来年夏までに開催することで合意したと発表

*4:国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、東京都、そして政府による五者協議の結果、会場の収容定員の50%以内で1万人を上限とすることを原則に、観客を入れて開催することを決めた、と組織委員会の橋本会長と武藤事務総長が発表