こんにちは、シンプルライフ ナビです。
カフェやホテルの無料のフリーWi-Fi(公衆無線LAN)は、私たちの強い味方です。
スマホやPC(パソコン)を使いすぎて、データ通信の消費量が多くなってしまったときなどには、Wi-Fiがあると非常に助かりますよね。
ただし、無料だからといって油断していると、個人情報が流出してしまう恐れがあるので注意です。
- 知らないうちに自動でフリーWi-Fiにつながり、知らないうちに自分宛のメールを自動で受信していたことなどを経験したことはありませんか?
- フリーWi-Fiで個人情報が載っているメールやSNSの情報を他人に見られていないだろうか……不安になっちゃいますよね。
でも、情報を守る、セキュリティを向上させる仕組み(VPN)を理解しておけば、恐れることはありません。対策をしておけばフリーWi-Fiを便利に使うことができます。
この記事では、カフェやホテルや公共機関の無料Wi-Fi(公衆無線LAN)のリスクや、VPNについて詳しく解説していきます。
カフェやホテルの無料のフリーWi-Fi(公衆無線LAN)は危険?
カフェやホテルなど長時間滞在する場所に無料Wi-Fiが設置されていると嬉しいですよね。
便利ですし、暇つぶしに動画を見たり、ネットショッピングや仕事をしたりする人もいるでしょう。
でも、誰でも使用できるフリーWi-Fiは本当に安全なのでしょうか?
ちょっと心配…
カフェやホテルのフリーWi-Fiのセキュリティが危ない理由
ネット上では「カフェやホテルのフリーWi-Fiは使用しない方がいい」と話す人も少なくありません。
フリーWifiだと、通信経路を暗号化されてない場合が多くあるみたいなので、インターネットにアクセスして打ち込んだ情報等が第三者に筒抜けになってしまう危険性があるんですよね
— くらげん (@jelly_fish_123) September 30, 2022
あとフリーWifiになりすましてるWifiを悪意をもった人が作ってたりするので、あまりお勧め出来ないって感じです
家とか会社とかの信用出来る個人契約パス付きWiFi以外の公共WiFiとかスタバのフリーWiFiとか全部ザルだし危険だから大事な情報入ってる端末繋ぐのガチ危ないからやめた方がいいよ🥲
— むーみん (@milu36_63) November 29, 2022
不正利用大丈夫やった?
フリーWi-Fiが危険と言われている理由、つまりフリーW-Fi利用時のリスクは大きく分けて3つあります。
- 不特定多数の人に使用される
- 通信が暗号化されていない
- なりすましの存在
それでは、順番に確認していきます。
不特定多数の人に使用される
フリーWi-Fiは街中の至る所にあり、その施設を利用している人は誰でも使えるのがメリットです。
しかし誰でも使用できるということは、悪意を持ったユーザーのアクセスも許してしまうということ。
通信を傍受され、クレジットカードの情報などを盗まれてしまう可能性があります。
通信が暗号化されていない
コンビニや、駅などの交通機関にあるフリーWi-Fiは通信が暗号化されていないことが多いもの。暗号化されていないフリーWi-Fiは、電波が届けば誰でもアクセスできてしまいます。
そのため、ウイルス感染や個人情報の漏洩などのトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。
また、暗号化されているフリーWi-Fiでも、暗号化キーが目立つところに記載されているときは要注意。カフェなどの飲食店では、Wi-Fi名と暗号化キーがわかりやすく張り出されている場合が多くあります。
暗号化キーがわかると暗号化されている通信の内容を盗み見ることができるようになってしまい、暗号化されていないのと同じ状態になってしまうのです。
なりすましの存在
悪意を持ったユーザーにより、正規のフリーWi-Fiと同じSSIDを使用した「なりすまし」が設置されることがあります。
正規のWi-Fiと間違えて偽のネットワークにアクセスしてしまうと、通信内容が漏れトラブルの原因に。
重要情報やクレジットカードの入力などは控えた方が賢明です。
無料のフリーWiFiを利用する際の対策・注意点
無料Wi-Fiが危険だと理解していても、どうしても使用したい時もありますよね。
そんなときは、どのようなことに気を付けて無料Wi-Fiを使用すればいいのでしょうか?
無料Wi-Fi利用時のポイントは3つあります。
- 重要な情報を入力しない
- 暗号化されていないものを使用しない
- 正式に提供されているものを使用する
確認していきましょう。
フリーWi-Fiでは重要な情報を入力しない
無料Wi-Fiを使用するときは、いつどこに悪意のあるユーザーがいるかわかりません。
個人情報や会社の機密情報、クレジットカードや金融機関のログイン情報など重要や情報を入力しないようにしましょう。お金が絡むデータの送受信は、あなたやビジネスで致命的な影響を与える可能性があります。
暗号化されていない無料Wi-Fiを使用しない
ネットワークが暗号化されていない場合、情報は筒抜けになってしまいます。
たとえ施設が正式に提供している無料Wi-Fiでも、使用しない方が賢明です。Wi-Fiにアクセスする際にパスワードを要求されない、Wi-Fi名(SSID名)に🔒鍵マークがついていない場合は暗号化されていません。
Wi-Fiのアクセスポイントに接続する前にWi-Fi名(SSID名)に🔒鍵マークがついているか、チェックしてくださいね!
正式に提供されているWi-Fiを使用する
無料Wi-Fiを使用するときに、Wi-Fi名が複数出てくることがあります。
繋がるからといって適当に選ぶのは大間違い。必ず施設が提供している正式なフリーWi-Fiのみ選んでください。
施設内に正式なWi-Fi名とパスワードが公開されているはずです。
フリーWi-Fiは安全なものばかりではないと覚えておきましょう。
VPNで安全なWi-Fi環境を確保し、セキュリティ対策する
安全にフリーWi-Fiを使用するためには、通信をすべて暗号化してくれるVPNの利用がおすすめです!
VPNとは「Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)」の頭文字を取った略称で、仮想プライベートネットワークとも呼ばれています。
VPNを使用すれば、通信が暗号化されていないフリーWi-Fiを利用するときでも、安全に使うことができます。
\総務省動画チャンネルでもVPNの活用をおすすめ/
VPNの種類や仕組み
VPN接続には主に4つの種類があります。
項目 | VPNの種類 | 概略や特徴 |
---|---|---|
1 | インターネットVPN | 一般のインターネット回線を利用して仮想のネットワークを構築する方法 低コストで導入できる |
2 | エントリーVPN | 通信事業者が提供する比較的安価なブロードバンド回線(ADSLや光ブロードバンド)を使用し、閉域IP網に接続することでVPNを構築する方法 |
3 | IP-VPN | 通信事業者の閉鎖IP網を使用した仮想ネットワークを構築する方法で、エントリーVPNとは使用する回線が異なる |
4 | 広域イーサネット | 通信事業者の専用回線や閉域網を利用して仮想のネットワークを構築する 金融機関やメディアなど、ネットワークの重要度が高い企業が利用 |
このうち、私たち一般の人が契約して使うのは、インターネットVPNです。
総務省もおすすめするVPN接続の仕組みを解説
では、VPN接続はどのような仕組みでデータのやりとりをしているのでしょうか。
最も一般的なインターネットVPNの接続の仕組みを例にして考えてみましょう。
次の手順で安全性を確保しています。
- ユーザーが仮想プライベートネットワークサービスに接続。VPNサーバーでクライアント認証が行われる。
- サーバーが、送受信するすべてのデータに暗号化プロトコルを適用。
- VPNサービスにより、インターネット回線に仮想的なトンネルが作成される。そして双方の拠点を接続(トンネリング)し、トンネリング経路で通信するデータを通信プロトコルで包み、カプセル化される。(カプセル化されたデータは、カプセル化が解除されるまで中身を参照することができません。)
- データがサーバーに到達すると暗号化技術をカプセル化が解除され、 VPN接続では暗号化したデータをさらにカプセル化し、データ通信のために作られた仮想的なトンネルを通します。
つまりVPNは、何重にもセキュリティを敷くことで、より安全にデータのやり取りが可能になっています。
VPN接続のメリット、デメリット
VPN接続の最大のメリットは、VPNを経由してWebページを見ることで、通信がすべて暗号化され、安全な接続を確立できること。
暗号化されていないフリーWi-Fiでもデータを傍受されることがありません。
✅NordVPN→VPNソフト。公衆Wi-Fi繋いだり、海外行ったりする時に便利。家でしかWi-Fi繋がないならいらないが、外のWi-Fiに繋ぐなら入れておくと安心。VPNソフトの中では安く、使い方も簡単。コロナで海外行くことないなと思って解約したが、ノマド的な暮らしをしたり、カフェで仕事する人にオススメ
— サイトウ (@gogo_saitou) August 13, 2022
海外のコンテンツへも安心してアクセスできます。海外から日本のコンテンツにアクセスするのも同様で、旅行中でも安心です。
自宅や職場、外出先でインターネットに繋ぐ場合、個人データの追跡を防ぐことも可能。だから、テレワークや在宅勤務でも安全に情報をやり取りすることができるようになります。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
VPN 接続 |
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セキュリティ対策|VPNを利用してフリーWi-Fiを安全に使う
スマホのデータ量の増加やテレワークの普及により、利用する機会が増えた無料のフリーWi-Fi。
ところが、どこでも繋がるからといって、フリーWi-Fiに安易にアクセスするのは危険です。
でも、この記事でご紹介したように、カフェやホテル、公共の場などでフリーWi-Fiを使用する場合は、「VPN接続」を使用することで安全に通信が行えます。
つまり、VPN接続を利用することで、情報漏洩のリスクを減らすことができ、フリーWi-Fiを利用する時も通信の安全性が保たれるのです。
フリーWiFiは便利ですが、利用時に「他人に通信を覗かれているのではないか」と気になったことはありませんか?
そんな不安を感じたり、メールの流出やSNSの情報流出のリスクが少しでも気になる人は、VPNを利用してセキュリティ対策を万全にし、無料Wi-Fiを有効活用しましょう!