この記事では、SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Air5 Proをレビューします。*1
SOUNDPEATS Air5 Proはコストパフォーマンス(コスパ)に優れ、通勤通学におすすめの、長時間使える静寂のANC(アクティブノイズキャンセリング)対応イヤホン。
Air5 Proは適応型のアクティブノイズキャンセリング(Adaptive ANC)機能搭載で空調や電車の音、雑音などの環境音の低減効果があるので、通勤通学の時や喫茶店などで集中したい時の利用に最適です。
AppleのAirPods Pro2(税込¥39,800)は高価なので、もっと手軽に使える1万円以下のノイズキャンセリング(消音)対応のワイヤレスイヤホンを探している人は、コスパ抜群の「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」がおすすめだよ。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ) Air5 Proの特徴は
- 小型で軽い完全ワイヤレスイヤホン
- ANC(最大-55dBの適応型アクティブノイズキャンセリング)対応
- コスパが高い(AirPods Pro2の4分の1の約1万円で買える)
- 短時間の充電で長時間利用可能
- 主要コーデックに対応するSOUNDPEATS Airシリーズの最高峰*2
ということ。
音質・機能・価格のバランスが良く、実際に使ってみたら使いやすかったです。
私が使い続けているAirPods Proとの比較も合わせて、正直な感想をご紹介していますので参考にしてください。
- 通勤通学におすすめ!SOUNDPEATS Air5 Proの特徴
- SOUNDPEATS Air Proの使用感や魅力について
- SOUNDPEATS Air5 Proの音質や音質調整について
- SOUNDPEATS Air5 Proは 長時間使える魅力のANC対応のコスパ抜群のイヤホン
通勤通学におすすめ!SOUNDPEATS Air5 Proの特徴
SOUNDPEATS Air5 Proのスペックの主な特徴を確認しつつ、実際の使用感をレビューしていきます。
私は通勤通学用にAppleのAir Pods Proを4年以上利用していますが、電池持ちが悪化してきたので次のイヤホンはどうしようかな?と思っていました。
私が通勤通学で使うイヤホンは、ノイズキャンセリング機能(ANC機能)が必須条件ですが、ANC付きのAir Pods Pro2の¥39,800という価格にはちょっと躊躇していて、そんな時にANC機能付きなのに高コスパの「SOUNDPEATS Air」イヤホンを知りました。
SOUNDPEATS Airシリーズのスペック比較
SOUNDPEATS Airシリーズのイヤホンのスペックを比較すると下表の通りです。
項目 | SOUNDPEATS Air5 Pro |
SOUNDPEATS Air5 |
---|---|---|
形式 | カナル型 | インナーイヤー型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz (ハイレゾ認証済) |
20Hz~20KHz (ハイレゾ認証済) |
対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC /aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
SBC/AAC/aptX Adaptive/aptX Lossless |
Bluetooth | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.4 |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
最大持続時間 | 単体 7.5時間 本体 37時間 |
単体 6時間 本体 30時間 |
充電時間 | 単体 1時間 本体 2時間 |
単体 1.5 時間 本体 2時間 |
重量 | 単体 4.8g 本体 50.3g |
単体 4.58g 本体 44.56g |
適応型(Adaptive)ANC | 対応(-55db) | 対応 |
発売開始 | 2025年3月 ¥9,980 |
2024年8月 ¥9,680 |
SOUNDPEATS Air5 Proは前機種のAir5と比較すると、電池持ちが良くなり、対応コーデックが増えています。
ANC機能も向上し、ノイキャンの消音(静寂)レベルが向上しています。
SOUNDPEATS Air5 Proは高音質化を図りながら、価格は抑えてバッテリーの時速時間は伸ばしている、ということで、ユーザーの意見を聞いて順当にバージョンアップしています。
SOUNDPEATS Air5 ProとAirPods Pro2のスペック比較
iPhoneユーザーでノイズキャンセリングイヤホンといえば、AirPods Proを思い浮かべる人が多いでしょう。
でもAirPods Proは価格が高いんですよね…コスパ的にどうなの?
そこで気になる、SOUNDPEATS Air5 ProとAirPods Pro2のスペック比較をしてみます。
項目 | SOUNDPEATS Air5 Pro |
Apple AirPods Pro2 |
---|---|---|
形式 | カナル型 | カナル型 |
再生周波数帯域 | 20Hz~40KHz (ハイレゾ認証済) |
非公表 (20Hz~20KHz) |
対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC /aptX/aptX Adaptive/ aptX Lossless |
SBC/AAC |
Bluetooth | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.3 |
防水性能 | IPX5 | IPX4 |
最大持続時間 | 単体 7.5時間 本体併用 37時間 |
単体 6時間 本体併用 30時間 |
充電時間 | 単体 1時間 本体 2時間 |
非公表 (本体2時間) |
重量 | 単体 4.8g 本体 50.3g |
単体 5.3g |
着脱時自動停止 | 非対応 | 対応 |
外部音取込モード | あり | あり |
タッチコントロール | あり (カスタマイズ可) |
あり |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
発売開始 | 2025年3月 ¥9,980 |
2022年9月 ¥39,800 |
- Air5 ProとAirPods Proを比較すると価格差が約4倍あることもあり、iPhoneとの親和性はAirPodsの方が優れている点が多いです。
- SOUNDPEATSはワイヤレス充電や肌検出センサー(着脱時自動再生・停止)などは省略されています。
- でもAir5 ProはAir Pods Proの価格の約4分の1であるのにも関わらず、防水性能、電池持ち(バッテリー持続時間)、対応コーデックの種類(主要コーデックに全て対応)で優れています。
- Air5 Proは基本的な機能はしっかりしており、音質・機能・価格のバランスが良く、iPhoneユーザーだけでなくAndroidユーザーも安心して使えるのが特徴です。
SOUNDPEATS Air5 ProはANC機能に対応していて電池持ち(バッテリー持ち)が良いので、通勤や通学に使うイヤホンに必要十分な機能が備わっています。
価格に差がなければAirPods Proを選ぶ人も、価格差を考慮すれば一定の割り切りが必要になってきます。ワイヤレス充電などはできなくても構わない人が多いでしょう。
ということで、スペック的に見ると「SOUNDPEATS」はコストパフォーマンス(コスパ)が高い完全ワイヤレスイヤホンと言えます。
SOUNDPEATS Air Proの使用感や魅力について
SOUNDPEATS Air5 Proの実際の使用感は次の通りでした。
- スマホ等とのBluetooth接続は簡単で、すぐにペアリングできる
- 音量のコントロールをイヤホンで操作できる
- 見た目に比べて重量が軽い
- 電池(バッテリー)が長持ち&USB-C接続で手軽に充電できる
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がちゃんと機能する
総じて使いやすい、コスパ抜群のイヤホンと言えますが、注意点もあります。
詳しくみていきます。
スマホ等とのBluetooth接続は簡単で、すぐにペアリングできる
私がワイヤレスイヤホンで重視するポイントには、スマホとの接続が簡単なことがあります。
その点、SOUNDPEATSのイヤホンは合格。
SOUNDPEATS Air5 Proは保管ケースをパカっと開けた状態にすれば、すぐに接続可能でした。
なお、複数台で使おうと思ったらペアリングできず…
あれ?と思ったら私のやり方が良くなかったようで(説明書読まなかったもので😅)、複数台の機器と繋げる時は、接続済の機器との接続をすべて切ればOKでした。
2回目の接続からは自動接続してくれるので、とっても楽。
ただし複数台と繋げて利用したい人は注意。音楽再生等の複数台端末の自動切り替えには対応していないようで、一度切ってから繋げ直す(接続し直す)必要がありました。(AppleのAirPods Proの自動切り替えと比較しての話なので、もしかしたら別の方法があるのかもしれません…)
音量のコントロールをイヤホンで操作できる
Air5 Proは音量のコントロールをイヤホンで操作できるのも特徴。
右のイヤホンで音量Up、左のイヤホンで音量Downすることができます。慣れるまで操作にコツがいりますが、手軽に音量変更できるのはいいですね。
音量調整以外に、再生・ストップ、電話に出る・電話を切るの操作もできます。慣れるとかなり便利な機能です。
ちなみに、Air5 Proの各操作の割り当てはSOUNDPEATSの公式アプリで変更可能でした。魅力的な機能です。
私は1回タップ時の作動は無しにして、左右別にそれぞれ2回タップ、3回タップ、長押し時の操作を再割り当てして使っています。
見た目に比べて重量が軽い
Air5 Proは見た目に比べて重量が軽いのも特徴の一つ。
見た目が黒色なので白色のものと比べると重いように感じてしまいますが、実際に測りで重量を測ってみたらめっちゃ軽量でした。
実測ベースで全体で50.9g、ケースだけなら41g、イヤホンは両方(両耳分)でたったの9.9g!


片耳分で5g未満(公式資料だと4.8g)なので、重量が重いと思う人はほぼいないのではないかと思います。デザインも悪くないしね。
ただ、黒の色味は男性っぽく感じるので、他の色も選べると良いんだけどね…
電池(バッテリー)が長持ち&USB-C接続で手軽に充電できる
電池(バッテリー)が長持ちするのも「SOUNDPEATS Air5 Pro」の特徴です。
電車通勤・通学の際、途中でイヤホンが電池切れになるのは避けたいところ。
その点「SOUNDPEATS Air5 Pro」は単体で7.5時間、ケースと組み合わせで37時間も使えるとのこと。
つまり通勤1時間+昼休み30分+帰宅後1時間の合計2.5時間使用でも、3日以上充電不要ということ。
- ケースで電池残量を、緑は電池十分、黄色は充電要、赤は急いで充電が必要、と色で視覚的に知れるのは便利ですし、充電状態もわかるのでわかりやすいです。
- 10分の充電で2時間使用可能なので、外出前のちょっとした充電でも安心です。
しかも、USB-Cケーブルで手軽に充電できるので、スマホの充電と共通だから充電方法で困ることや荷物が増えることもありません。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がちゃんと機能する
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能がちゃんと機能することは、私がイヤホン選びで最も重視しているポイント。
ANC対応のイヤホンでも、実際に聞いてみたら全然周りの音が消えない、ホワイトノイズが酷く逆にうるさい、といった「なんちゃってNC」のイヤホンも私は過去に購入したことがあります。
そんな過去の経験と比較しても、SOUNDPEATS Air5 Proでは空調などの環境音が確かに低減される効果(公式資料によると最大-55dB)を実感できています。このイヤホンの最大の魅力ポイントです。
実際にカフェでの作業時、電車通勤時にAir5 ProのANCを使ってみても特に問題を感じませんでした。
1万円でANC機能をしっかり感じられる(環境音の消音効果がある)ので、特に通勤通学、家の中でのテレワークや会社で集中したい時におすすめのノイズキャンセル効果がある高コスパのイヤホンです。
事前に想定していたノイズキャンセル効果よりかなり良かった、というのが実感です。(AirPods Pro2の価格の4分の1程度で買えちゃうのはすごい)
SOUNDPEATS Air5 Proの音質や音質調整について
SOUNDPEATS Air5 Proの音質や音質調整について、チェックしていきます。
音質に関しては私が今まで使っていたイヤホン(Air Pods Pro)等との比較感などによる個人的な感想になります。
SOUNDPEATSのイヤホンは PeatsAudioも使った方が良い
まず、SOUNDPEATS Air5 Proを使ってみた感想は、専用の音声調節アプリ「PeatsAudio」を入れた方が良い、ということ。
- イヤホン自体はアプリを使わずに利用可能ですが、その場合、Air5 Proの音は軽く、低音は小さく中高音が響いてシャリシャリする(安っぽい)感じです。語学教材なら問題ないですが、音楽を聴く場合は原音とは違うと感じることが多かったです。
- AirPods Proの音に慣れている人は多分「なんか違う」と感じると思います。ですが値段も違うし、音を出す方向性も違うので当然のこと。
Air5 Proは音質をカスタマイズできるようになっているので調整しましょう。
PeartsAudioアプリを入れてノイズキャンセル機能をオンにして利用すると音質が良くなり、音楽が聞きやすくなります。
加えて環境音が消え、低音に厚みが出て立体感が増します。アプリと合わせて利用するのがおすすめ、というかアプリを使って調整してから使うのが良いです。


- アプリ利用時には、メールアドレスの登録、Bluetooth権限の使用許可の2つが必要です。位置情報等の権限も求められましたが不許可でOKでした。
- なお、公式アプリ「PeatsAudio」の登録者が中国の会社名(深圳市星科启创新科技有限公司はSoundPEATSの製造会社の親会社みたいです)になっていたり、アプリの一部が中国語表示になったりで、アプリ自体は使いやすいとは言えない部分があるので、そこはSOUNDPEATSに今後改善してほしいところです。
アプリは直感的に使い方がわかるようになっています。一度設定しておけばOKだと思います。
耳のサイズに合ったイヤーチップでノイズキャンセリング効果を実感
SOUNDPEATS Air5 Proはカナル型のワイヤレスイヤホンで、順応型のアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。
ノイズキャンセリングの機能を最大限に活かすためには、AppleのAirPodsProと同じように、SOUNDPEATS Air5 Proでも自分の耳に合うサイズのイヤーチップを使うことが大事。
Air5 Proには、S,M,Lの各サイズのイヤーチップが同梱されているので、ちょうど良いサイズをセッティングすると、SOUNDPEATSのノイズキャンセリングの効果を実感できます。
- ノイズキャンセリング効果を感じられない人はイヤーチップのサイズが合っていないかもしれないので見直してみて。
- 私はMサイズでOKでした。隙間が開かないようにした方が、ノイズキャンセルの効果が高く感じられます。
SOUNDPEATS Air5 Proは 長時間使える魅力のANC対応のコスパ抜群のイヤホン
SOUNDPEATS Air5 Proは音質・機能・価格のバランスが良い、魅力のANC対応のコスパ抜群のイヤホンと言えます。
SOUNDPEATSは、実はVGP2025受賞など、これまでに何度もオーディオビジュアル機器の賞を受賞しているメーカー(本社拠点は中国の深圳)です。
だから、このイヤホン(SOUNDPEATS Air5 Pro)のおすすめ対象は、次のような人。
- AirPodsProは高いと思っている人
- ノイズキャンセル(ANC対応)イヤホンをほしい人
- コスパが高いワイヤレスイヤホンがほしい人
- 電池が長持ちするワイヤレスイヤホンをほしい人
- 多種多様な高品質コーデックの音源を聴きたい人
もしもあなたが上記に一つでも当てはまるなら、普段使いにSOUNDPEATS Air5 Proを使ってみるのがおすすめ。
まとめると、SOUNDPEATS Air5 Proは、
- 1万円で購入できる、高コスパのANC対応の完全ワイヤレスイヤホン
- 多種多様な音源に対応し、iPhone,Android,PCなどでも使えるマルチペアリング対応
- 電車での通勤通学、カフェや自宅での仕事中に集中したい時などには特にもおすすめのイヤホン
1万円未満で買える、手軽に使える完全ワイヤレスイヤホンとして、音質・機能・価格のバランスが取れているコスパの良い製品だと思います。
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