新たな画像生成AIがAI Picassoから発表されましたね。
Emi2は商用利用可能な高品質なAIアートの描写が可能とのこと。
AI PicassoのEmi2のリリース文によると、①商用利用可能、②無料で利用できるのが嬉しいポイント。
早速使ってみたので、最近の生成AIに関する議論もチェックしつつ、画像生成方法やEmi2の使い方をレビューします。
- 画像生成AI利用前に、商用利用の課題や現在行われている議論をチェック
- AI Picassoの開発した画像生成AI、Emi2を使ってみた
- まとめ|商用利用できるAIアート(画像生成AI)【Emi2 AI Picasso】
画像生成AI利用前に、商用利用の課題や現在行われている議論をチェック
最近は画像生成AIやチャット生成AIの発展が凄まじく、画像系ならStable Diffusion、Midjourneyを使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
対話型の生成AIならChatGPT、Bard、Copilot、Geminiなどが続々と開発され、一部の企業では企業内で利用されている事例も増えてきました。
そうはいっても生成AIで気になるのは著作権や利用時の留意点。課題の一つです。
現時点における生成AIの超作権に関する議論はどのようになっているのでしょうか?
確認しておきましょう。
2024年4月に公表された文化庁の文化審議会著作権分科会 の資料によると、
「著作権等の権利の保護」と「著作物等の公正・円滑な利用」とのバランスを踏まえて検討するとされています。
そういう意味ではまだ検討が継続中で、明確な取り扱いは決まっていない、ということになります。
そのため、商用利用可能とされている生成AIでも、実際の商用利用時には注意がいる、ということは変わらなそうですね。
生成AI側で制御はしているんでしょうが、固有の商標やキャラクターに似せた画像が出力されるケースもあるようなので、そういった場合は利用を避けた方が良さそうです。
AI Picassoの開発した画像生成AI、Emi2を使ってみた
AI Picassoの開発した画像生成AI、Emi2を使ってみました。
この記事のアニメ風のイメージ画像はEmi2で作成したものを若干加工して利用しています。
画像生成AI「Emi2」は次の手順で利用できます。(プログラムのダウンロードなどは不要)
次のサイト(HuggingFace)にアクセスします。
数枚作成した比較の結果からみると、画像生成プロンプトは日本語入力でも画像生成されますが、ChatGPTなどで英文に変換してから英語で入力した方がよさそうです。
❶プロンプト(指示)入力>❷Generateボタンをクリック>❸画像が生成の流れになります。
簡単な指示で、浮世絵っぽい富士山が生成されました。
絵本や私小説のイラストには使えそうな感じです。作成にかかる時間はたった数秒なので、めちゃくちゃ早いです。
右上のダウンロードボタンで画像を保存できます。
ダウンロードした画像をCanvaなどで加工すれば、すぐに次のような絵にすることが可能。
手書きでこのような絵を作成しようとするとなかなか難しいですが、画像生成AIで作ると短時間で上記のような画像を簡単に作成できます。
人やキャラクターを利用しないものなら比較的安全に利用できそうですね。
まとめ|商用利用できるAIアート(画像生成AI)【Emi2 AI Picasso】
商用利用できるAIアート(画像生成AI)【Emi2 AI Picasso】は簡単に誰でも使えることがわかりました。
創作活動を広げてくれる、便利な仕組みだと思いますが、先に述べたように、まだ利用には注意が必要といえそうです。
ですが、著作権に問題がない画像学習データを使った画像生成AIということなので、そういう取り組みをしてくれる企業や事業主体には頑張ってもらいたいです。
これからも応援したいですね。