こんにちは、シンプルライフナビです。
最近は生成AIを使ったKindleの電子書籍(本)や写真集(AIアート、AIグラビア)が増えています。
AIの活用により、初心者でも副業で本を出版できる環境が整ってきました。
AmazonのKindle本のストアや、Kindle Unlimited 読み放題では、AI写真集 がランキング上位に入ってきています。
この記事では、AIアートを例に、Kindleの電子書籍の活用方法を詳しく解説します。
- 電子書籍をお得に見て楽しむ方法
- Amazon Kindleで本や写真集を出版する方法
見るだけじゃなく、出版事例として流行りの生成系AIを使った本の出版方法を解説していきます。小説やブログ記事のまとめ出版も同じ手順でできるので、電子書籍の出版を始めたい人の参考になります。
それでは確認していきましょう。
Kindleに溢れているAI写真集をお得に見る方法
Kindleに溢れるAI写真集をお得に見る方法は、約200万冊が読み放題になる「Kindle Unlimited 」を利用します。登録すると、ほぼ読み放題になります。
- 初めての利用登録時にはクレジットカードの情報登録が必要になるので、手元に用意しておきましょう。
- なお、Kindle Unlimitedの利用は、Amazon会員(無料)になる必要はありますが、Amazonプライム(原則月額500円)の登録は不要です。
過去にKindle Unlimitedを利用したことがない人は無料で使える
過去にKindle Unlimitedを利用したことがない人は、30日間の無料体験を利用しましょう。
200万冊以上あると言われるKindle本が30日間「無料」、かつ「読み放題」になります。
めちゃめちゃお得です!
Kindle Unlimitedを利用したことがある人もお得に利用できる
過去にKindle Unlimitedを利用したことがある人は、原則月額980円のコストがかかります。
ただし、Amazonの利用状況などにより、申込時にキャンペーンなどが適用され、数ヶ月間99円で利用できる場合もあります。
キャンペーン料金が適用される人は、すごくお得です!
キャンペーン料金じゃない人も、コストは月額980円だけ、いつでも解約できるので、数ヶ月だけ利用してみるという使い方ができます。
雑誌を2〜3冊買ったらすぐ1,000円超えちゃうので、1ヶ月読み放題になることを考慮すれば、めちゃくちゃお得ですよね。
このように、手軽に利用できるのが、Kindle Unlimitedの特徴です。
Kindle本や写真集の出版に必要なKDPのアカウント登録のやり方
近年は副業を始めたり、収入の複線化を考える人が増えてきました。
Kindle本を見たり読んだりするだけじゃなく、生成系AIを使った電子書籍の出版ビジネスを考えている人もいますよね?
本や写真の材料を準備すれば、AmazonのKindleダイレクト・パブリッシング(以下「KDP」)を利用して、本を出版できます。
- 登録手数料は無料!
- セルフ出版 | Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング にAmazonのアカウントを利用してサインイン。(2段階認証設定している場合はスマホにSMSの通知がきます)
利用規約に同意して、サインインしてください。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)アカウント登録画面を解説
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)アカウント登録画面を解説していきます。
アカウント情報の設定画面
最初はアカウント情報が不足しているので、個人情報などを入力します。
著者、出版者情報を入力
事業の種類は個人なら「個人」、生年月日はあなたの生年月日、国は「日本」を選択します。続けて住所や電話番号を入力してください。
銀行口座の登録
次に「日本」を選択して、銀行口座を登録しましょう。
口座名義は半角カタカナで入力、口座番号などの数字は半角数字で入力です。
金融機関コードや支店コードがわからないときはググればすぐにわかります。
(登録できない銀行が一部あるようですが、ゆうちょ銀行は登録できました。)
上記のようなメッセージが出たら「別の銀行口座がありません」をクリックすればOK!
上記の銀行口座登録の翌日くらいに、Amazonに登録しているメールアドレスにPayable Amazon Accountsから「銀行口座のご確認について」(Verifying your Bank Account)というメールが来ます。内容は、例えば「JPY1(日本円で1円)を口座確認用に送金したよ」という案内です。正しく登録されていれば何もしなくてOKです。
税務情報の入力
続いて、税務情報の入力です。
「税に関する情報を登録する」をクリック。
納税区分などを下の図のように順番に選択してください。
- 納税区分は「個人」
- 米国市民かどうか?「いいえ」
- 代理人かどうか?「いいえ」
税務上の身元情報の登録
続いて「税務上の身元情報」を登録します。
税務上の身元情報は原則英語で記入し、TIN値にはあなたの(日本の)マイナンバー(12桁の数字)を入力します。(入力しないと税制上の優遇措置を受けられません)
全て入力したら、「続ける」をクリック。
日本の場合、「租税条約上の優遇措置」が受けられることを確認していきます。
優遇措置を受けられることを「確認」し、クリック。
最後にKDPの登録内容を確認して署名する
これまでに入力した内容が一覧表示される(英語表示)ので、内容を確認してください。
内容に問題がなければ「フォームを送信」します。
インタビューを終了ボタンが出たら、クリックして登録を完了させてください。
これで、あなたが書籍や写真集を出版する準備が完了し、Amazonに出版の依頼をして審査を受けることができるようになりました。
Kindle本(電子書籍)をAI写真などを使って出版する
Kindle本を出版するには、原稿を用意する必要があります。
写真集なら、公式ツールのKindle Comic Creator(無料) をダウンロードして使い、小説ならMicrosoft Wordなどを使って原稿を作成しましょう。
- カメラやスマホで撮り溜めた写真を整理して、構成を考えましょう。
- 写真集は表紙の写真やデザインのイメージで売れ行きが変わると言われています。
- 表紙(表紙画像は「1,000×625px」以上の大きさが必要)を自作するなら「Canva Pro 」で自作、プロにデザインを任せるなら「ココナラ
」でプロに作ってもらいましょう。
生成系AIで写真集を作る方法


生成系AIを使った写真集を作る場合、画像生成AIのStable Diffusionが使われることが多い傾向があります。(もちろん他のAIでも問題ありません)
Stable Diffusionでの画像作成については、次の2つの記事を参考にしてください。
- WindowsPCでも、MacでもStable Diffusionを利用することができます。
- 商用利用がOKなものを使って写真集を作る場合、画像生成の呪文を使って多くの画像を生成し、ストーリーに合う構成を考えて画像を選定(セレクト)しましょう。
- AIアートは取り扱いに留意すべき点もあるので、出版の可否はご自身で最終判断をしてください。
AI写真集をKindleで出版する方法(無料)
写真集をKindleで出版する場合、次の手順で進めていきます。(Amazonの公式ツールを使えば、コストはかかりません。)
- 本にする各ページをjpegデータで用意。
- Kindle Comic Creator(無料) を使って作業し、mobi形式のデータを出力。
- Kindle Previewer(無料) を使って出版物の最終イメージを確認。
- 修正が必要なさそうなら、KDPにサインインしてファイルを送信。
画面に沿って、本の詳細→コンテンツ→価格設定の順に進めていきます。
- 本の詳細を入力。
- 著者名はペンネームの入力でもOK。
- Kindle本のコンテンツでは、DRMを「はい」、読む方向を「横書き」にして電子書籍の原稿をアップロードします。
- なお、本の表紙画像は「1,000×625px」以上の大きさが必要です。
- ISBNの入力は不要。出版地域は全世界でOK。
- 続いて価格設定します。好きな価格で設定できます。
- まずは安価な販売価格を設定する場合は「KDPセレクトに登録」にチェックしてはいけません。
- なお、報酬を最大化したければロイヤリティプランを70%に設定にしたいですが、販売価格が低い場合は35%しか選べません。
入力が完了すると、Amazonによる出版の審査が始まります。
Amazonのコンテンツ ガイドラインに抵触する場合は審査が通りません。権利関係や公序良俗に反しないように出版物を用意しましょう。
審査に合格してKindle本を出版すると、報酬が発生
審査に通ると、あなたの作成した写真集や書籍が出版されます。


出版社との交渉などをすることなく、自宅に居ながら本を出版(作家デビュー)できるなんて、すごいですよね。
- 出版した書籍は売れなくても、Kindle Unlimitedで読まれた場合、想定収益は約0.5円/ページになります。
- 小説よりも写真集の方が報酬が発生しやすいので、AI写真集が低価格(Kindle Unlimitedなら0円)でKindleに溢れているのが現状です。
この記事では、AI写真集を作ってKindleで出版するやり方を例に解説しました。
小説や、趣味の風景写真、ブログコンテンツの出版も同じ手順で出版できます。
電子書籍は、意外と簡単に出版できるんです。試してみましょう!*1
*1:この記事は2023年6月時点の情報で作成しています。その後の環境の変化により、記載の利用料金などは変わることがあります。