iPhoneで楽天モバイルを利用している方は、楽天リンクのiOSアプリの仕様変更により、スマホを利用する際の使い方に注意が必要です。
この記事は、主にiPhoneで楽天モバイルを使う際の仕様変更による影響などについてまとめたものです。
- 楽天モバイルの利用を検討中、または現在使っている方
- iPhoneユーザーの方
- 楽天リンクの仕様変更の影響について確認したい方
楽天リンクのiOS版の仕様変更の開始時期は度々延長されてきましたが、2021年7月6日から、ついに仕様変更となりました。*1
スマホを利用するときに気をつけないとやばい、と思った内容*2がありますので、楽天モバイルをご利用中の方(わたしもそうです)やこれから利用を検討している方の参考になるようまとめました。
結構重大なサービス変更だと思います。
- 楽天モバイルの仕様変更がやばい。iOSアプリの楽天リンク改悪でiPhoneユーザーは注意
- 楽天モバイルの音声通話の使い方や着信(通話料)の注意点
- SMS(ショートメッセージ)の設定や送信料の注意点
- iPhoneユーザーの「楽天リンク」改悪による影響や注意点
楽天モバイルの仕様変更がやばい。iOSアプリの楽天リンク改悪でiPhoneユーザーは注意
楽天モバイルからiOS版のRakuten Linkアプリの重要な変更のお知らせがメールで送られてきました。
内容をみてみると、これまで無料で使えていたことが、今後は有料になるという案内です。
かなり重要なサービス変更です。
- 通話はRakuten Link同士ではない場合に有料になる部分がある
- SMSの発信が有料になる
- 海外での通話受信が有料になる
楽天モバイルによる、iOS版の仕様変更のお知らせ 資料出典:楽天モバイル
では変更時期やサービス変更の内容、手数料の変更など、それぞれの内容を確認していきましょう。
楽天モバイルの「楽天リンク」アプリのサービス仕様変更の変更時期
iPhoneユーザーのRakuten Linkアプリの仕様が、2021年7月6日(火)から大きく変わりました。
(当初の変更予定日は6月15日でしたが、何度か延期され、結局7月6日から変更となりました。この記事の画像は、当初の変更予定日のものから仕様変更の予定変更を公表した6/8時点のもの*3に更新したものを利用しています。日付以外の内容に変更がなかったため、掲載画像は当時のものを利用していますが、仕様変更日は7月6日に読み替えてください。)
iOS版楽天リンクの仕様変更の内容がやばい。改悪ですか!?
仕様変更について、何度もメールで案内がだされていました。
また、ホームページ上でも仕様変更の告知がされています。
<案内メールイメージ画像>
iPhoneで楽天モバイルを使っている方は必ず楽天モバイルからのメールも確認してください。
これからiPhoneで楽天モバイルの利用を検討中という方は、この記事を参考にしてください。
音声通話やSMSの送受信について、Rakuten LinkのiOSアプリで利用できることや使い方が変わるよ。有料化される部分があるから要注意だよ。
さっそく内容をチェックしてみましょう!
楽天モバイルの音声通話の使い方や着信(通話料)の注意点
Rakuten Linkアプリを利用していない相手からの電話(固定電話やOS標準の電話アプリからの発信)を着信する場合、下の案内図のようにRakuten Linkアプリでの着信から、iOSの標準アプリでの着信に変更されます。
これ、操作性に関わる、結構大きな変更なんです。
国内通話の場合、これまではRakuten Linkアプリを使って電話すれば、原則として無料で通話できていました。
今後もRakuten Linkアプリから電話をかける場合の取り扱いは変更はないです。
ところが、これまで固定電話などからの受電を、仕様変更前まではRakuten Linkアプリで受信&折り返し対応できていたものが、今後はアプリでの受信はできず、iOSの標準機能での受信となります。
つまり、かかってきた電話にそのまま折り返し電話すると、Rakuten LinkからではなくiOSの標準機能から電話されるため、通話料負担が発生します。
この仕様変更に関連して、海外での音声通話に関しても標準アプリでの受電となります。
そのため、仕様変更後は海外での受電時に利用料金がかかるようになります。
このように海外利用時のサービスもサービス内容の変更が行われているので、要注意です。
楽天リンクの仕様変更によって通話料はいくらになるの?
Rakuten Linkアプリから発信*4した場合の料金の取り扱い変更はありません。
ところが、電話をかけてきた相手が楽天モバイルユーザーかつRakuten Linkアプリの利用者ではない場合は、今後はRakuten Linkに着信しなくなります(現在の楽天モバイルの国内シェアを考慮すると、大半は楽天リンクアプリで受電できず、iOS標準アプリでの受電になると思われます)。
そのため、折り返しの電話をするときはそのまま折り返しせず、「Rakuten Link」を使って通話発信しないと有料になるので注意です。
通話料金は、下の表のとおりとなっています。
表では楽天リンクアプリからかける場合の「無料」が「変更なし」として記載されています。
一見、海外での受電以外、何も変更がないように見えます。
ただし、注意するべき点は、あくまで上の表に記載の料金は楽天リンクアプリから発信の場合である、ということです。
固定電話などから電話がかかってきた場合、仕様変更後はiPhoneの標準電話アプリに着信します。
そのまま標準アプリから折り返し電話をした場合の通話料金は、国内通話の場合、別途定められている、30秒20円(税込22円)が通話料金としてかかります。
楽天モバイルの音声通話料など
固定電話からの着信履歴をタップして電話したら有料(30秒20円*5)になっちゃうね…忘れずにRakuten Linkアプリに切り替えてから発信しないと…
音声通話の仕様変更で想定される影響とまとめ
音声通話を使うときの影響をまとめると、次のようになります。
- 固定電話などから電話をうけた場合、電話をかけ直すときに、iOSの標準アプリから電話すると通話料がかかります。
- 無料通話にするにはRakuten Linkアプリからかける先の電話番号を設定(標準アプリの着信履歴から電話番号をコピーしてRakuten Linkに貼り付けるなど)してかけ直すことが必要になります。(折り返し電話が不便😰)
- 海外旅行中などで電話を受信した場合、これまではRakuten Linkアプリで受電する場合は例えば日本国内から電話があった場合、国際通話の着信通話料はかかりませんでした(無料でした)が、仕様変更後はiOS標準アプリでの受信にかわることにより国際通話着信時の着信料がかかります。
国内通話はかけ直しがめんどくさそう。誤発信に注意だね…
また国際電話の着信は料金がかかるようになるから注意だね。楽天モバイルのメリットが減っちゃうよ……
SMS(ショートメッセージ)の設定や送信料の注意点
通話だけではありません。SMSの送受信に関しても仕様変更がおこなわれています。
Rakuten Linkアプリを利用していない相手(iOSの標準メッセージアプリなどを利用している場合)とのSMSの送受信をする場合、Rakuten LinkでのSMS送受信から、仕様変更後はiOSの標準メッセージアプリのみで送受信が可能になります。
そのため、SMS送信時には料金がかかるようになります。
SMSの送受信料はどれくらいかかるようになるの?
iOSの標準アプリ利用となることで、SMS送信が有料になり、下表の料金がかかるようになります。
仕様変更後のSMS送信時の料金(変更前は無料)
- 国内だと3円/件
- 海外だと100円/件
SMSの仕様変更で想定される影響とまとめ
SMSの仕様変更の影響をまとめると、次のようになります。
Rakuten Linkを使えばSMSが送受信無料で使えていましたが、仕様変更後はiOSの標準アプリ利用となるのでSMSの送信利用が有料になります(RakutenLinkユーザー同士の場合を除く)。
つまり、Rakuten Linkユーザー以外にSMSを送ると課金されてしまいます😱
これ困る。でも解決方法がないのね…
iPhoneユーザーの「楽天リンク」改悪による影響や注意点
- この記事で説明している、楽天リンクの仕様変更の影響が出るのはiPhoneユーザー(iOSアプリ)のみです。
- iPhoneユーザーにとっては残念ながら今回の仕様変更はサービス低下(改悪)ということになります。
- 引き続きRakutenLinkでの通話受信や、海外旅行時の日本国内からの電話の受信時も今まで通り無料で使えます。
- SMSも仕様変更は発表されていないので従来通りRakutenLinkから送受信となり、送受信無料で使えます。
楽天モバイルに関しては、iPhoneが正式に取り扱い開始*6となり、多くのiPhoneユーザーが歓迎し、関心を持った方も多かったのではないかと思います。
楽天モバイルのそんな前向き対応を評価する声も大きかっただけに、今回のようなサービス改悪に感じる部分が発表され、実施されたことは、少し残念ですね。
アプリの仕様変更後は、iPhoneでの通話(特に折り返し電話)、SMS、海外での取り扱いなど、この記事の内容に注意して、楽天モバイル(楽天リンク)を活用していく必要があります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました😊✨