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MacでAIアート、イラストを画像生成【Stable Diffusion】DiffusionBeeの使い方【簡単】

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Macで画像生成AIを手軽に使う方法を解説

Macで画像生成AIを手軽に使う方法を解説

こんにちは、シンプルライフ ナビです。

Stable Diffusion などの画像生成AIが話題です。
テキスト文を入力すると、優れたAIアート(写真画像やイラスト)を作成できる優れもの。

この記事はこんな人におすすめ
  • 複雑な設定不要の画像生成AIを使ってみたい
  • 無料で手軽に使える生成系AIを知りたい
  • 画像作成枚数に制限がないものを体験したい
  • できれば商用利用可能なものが良い
  • 初めてでもこれだけやればOKという方法を知りたい

画像生成AIで有名なものは、例えばNASAの元技術者が開発に関与している「Midjourny」があります。名前を聞いたことがある人もいるのでは?

ここまで本格的なAIアートを作るのはかなり大変…

ですが、あなたはAIアートを「無料で」「手軽に使いたい」「体験したい」と思っているはず。

 

実は、Midjounyと並んで有名な画像生成AIが「Stable Diffusion」です。

そして、「DiffusionBee」という、無料で使えるMac用のアプリを使えばインターネット接続不要、オフラインで簡単にStable Diffusionを使った画像生成を、何枚でも体験できるんです!

 

DiffusionBeeを使った画像生成例

DiffusionBeeを使った画像生成例
  • Macユーザーなら「DiffusionBee」手軽に「Stable Diffusion」の画像生成AIを利用できます。(M2チップ以上の MacBookがおすすめ)
  • Windows PCではDiffusionBeeは使えません。*1
    WindowsでStableDiffusionを利用するには各種設定やグラフィックボード等を用意しなければならず、初心者には利用のハードルが高いのでこの記事では割愛します。

Macユーザーの人は使ってみましょう。Windows派の人はこれを機会にMacを買ってみては。

👉MacBookを探す: Amazon 楽天市場  

 

特にDiffusionBeeとMacの組み合わせは、生成系AIの初心者にオススメです。

スマホのアプリ感覚で、手軽に導入、利用できます。

Macでイラストや実写系美女のAIアート画像生成が可能なDiffusionBeeの導入方法

水彩画風のイラスト作成例

水彩画風イラスト(Dreamlike Anime1.0)

Macでアニメ風イラストや実写系の画像生成が可能な「DiffusionBee」の導入方法はとても簡単

次の手順で利用できるようになります。

  1. DiffusionBee を入手(ダウンロード)する
  2. Macで DiffusionBeeアプリを立ち上げる

最低限必要なのはこの2つだけ。

ではそれぞれの項目ごとに手順を確認します。

DiffusionBee を入手(ダウンロード)する

https://diffusionbee.com/

https://diffusionbee.com/

DiffusionBeeの公式サイト からアプリをダウンロードし、Macにインストールしてください。

DiffusionBeeが生成系AIの初心者にオススメの理由は、次の通り。

  • アプリの導入だけで利用できる(複雑な設定不要)
  • オフラインでも利用できる(インターネット接続不要)
  • 作成枚数の制限なし(No limits.)
  • 利用は無料

Macで DiffusionBeeアプリを立ち上げる

Macにインストールしたら、Diffusion Beeアプリを立ち上げましょう。

あなたのMacのアプリケーション一覧からアプリを選び、ダブルクリックなどで起動すればOK!インターネット接続なしで使えます!

アプリが立ち上がったら、早速画像生成してみましょう。超簡単です。

 

画像生成AIアプリの利用方法、画像学習モデル、呪文の使い方

画像学習モデルと呪文の組み合わせが大事

モデルと呪文が大事(Dreamlike Anime1.0)

画像生成するための、AIアプリの使い方を次の手順で確認していきます。

  1. 画像生成を試す(無料でAIアートを作る)
  2. 画像学習モデルを追加導入する(無料)
  3. 画像生成のおすすめ呪文を使う(無料)

StableDiffusionを使った画像生成(AIアート)を試す

DiffusionBeeの作画エンジンは、StableDiffusionが使われています。

さっそく画像生成してAIアートを作ってみましょう

DiffusionBeeアプリをインストールした直後に自動的に設定される画像モデル(Model:Default)では、アニメ風の作画をしたくても、思い通りの綺麗な絵が出てこなかったのではないでしょうか?

そんな時は、画像学習モデルを追加導入しましょう。アニメ風や、実写系美女の学習モデルなど、無料で使えるものがあります。

AIアートで綺麗な画像を出力するには、「適切な画像モデルを使うこと」「最適な命令(呪文)でAIに作画指示を出すこと」が大事です。

画像生成のガイドブックが1冊あると役に立ちます。

イラストや実写系に強い、画像学習モデルを追加導入する

イラストや実写系美女に強い、画像学習モデルを導入、設定します。導入方法は画像モデルのファイルをMacにダウンロードし、アプリの(画像)Model選択項目でダウンロードしたファイルを選ぶだけでOK。

なお、画像生成エンジンは同じでも、各モデルには得意分野があり、生成される画像内容は大きく違います。

 

ここでは初期設定のモデル以外に、生成AIの初心者にオススメの画像学習モデルを3つご紹介します。

画像モデル名
(DLサイト)
画像学習モデルの特徴 a girlの
出力例

Default

  • 汎用
  • 初期設定の画像モデル

anything-v4.0
anything-v5  

  • アニメ風
  • Open RAIL-Mライセンス

dreamlike-anime-1.0

  • アニメ風
  • 10人以下のチームは商用利用可

chilled_remix

  • 実写風
  • Open RAIL-Mライセンス

 

Open RAIL-Mライセンスのものは、生成画像の商用利用可とされています。*2

なお、各画像学習モデルのファイル(上記の表のダウンロードサイトへのリンクから入手)には、次のようにいくつか種類があります。

Macの保存領域がたくさんある人はフルサイズ・全部入りのsafetensorsを、データは少ない方が良い人は小さいサイズのもの(fp16やprunedの組み合わせ)を選んでダウンロードしてください。

DiffusionBeeで使えるのは2種類、safetensorsファイルかckptファイルです。

選択できるファイルが複数ある場合のファイル選択の目安は、下表のとおりです。

名前の違い 内容 備考
*.safetensors
*.ckpt
safetensorsが安定版 両方ある場合は
safetensorsを選ぶこと
*fp16
*fp32
*pruned
フルサイズより軽量版
fp16よりfp32の方が高精細
prunedは剪定の意味
お試しなら軽量版で十分
  • お試しなら、最軽量のsafetensorsファイルをダウンロードしておけばOK。
  • anything-v4.0ならanything-v4.0-pruned-fp16.safetensorsが一番ファイルサイズが少ないのでまずこれをダウンロードして試用。(2023年9月追記:現在はanything-v4.0は非公開。anything-v5  が公開中)
  • 気に入ったらフルサイズ版のモデルに後から変えることもできます。

Anything 4.0 model 出力画像例

Anything 4.0 model 出力画像例

各モデルのダウンロードファイルは、保存先を特に指定していなければMacの「ダウンロード」フォルダにあるはず。

  • DiffusionBeeのアプリの Model選択項目で、ダウンロードフォルダにある各画像学習モデルを指定すれば、簡単に追加(Add New Model)できます。
  • 追加した画像モデルを利用すると、思い通りの画像を生成できる確率が上がります。

なお、画像モデルはHugging Face などで公開されているので、他に良さそうなものがあればご自身で無制限に追加利用できます。

アニメ風イラストも簡単!画像生成のおすすめ呪文を使う

入力する呪文は超重要!

入力呪文は超重要!(Dreamlike Anime1.0)

使うモデルを決めたら、画像生成の単語の「呪文」(英単語を入力)をいろいろ試しましょう。

各モデルによって、同じ呪文でも出てくる生成画像が全然違います

 

最初に使いたい、おすすめの呪文は次のとおり。

呪文の種類 呪文例(日訳) 備考
画像のクオリティを上げる masterpiece(傑作),best quarity(最高品質) 常に設定
表情を変える smile,grin(ニヤリ),happy(幸せ),angry(怒り),sad(悲しい) 出したい表情を任意設定
ネガティブプロンプト worst quality(最低品質),blurry(ピンボケ),lowers(低画質),bad hands(変な手),nsfw(エロ要素排除に必須) 常に設定
  • ネガティブプロンプトはネガティブプロンプト欄に設定する内容です。
  • いろんな呪文を試して画像生成を試していくと、自分の好みの画像に近づくはずです。

呪文の入力欄

呪文の入力欄イメージ

呪文以外の画像生成の必要手順

呪文以外の画像生成の最低限の必要手順

ちなみに、上図の手順の項目以外は設定を触らなくて大丈夫ですが、画像ががうまく出ない場合は Optionsの Samplerの項目を [ddim]か [k_euler_ancestral]のどちらかにしておくのがおすすめです。

\ 作成した画像を商用利用するなら /
ココナラに登録してイラスト販売する  

画像生成しているとすぐに何時間も経ってしまいます。「AIアート」は楽しいですが、沼にはまり込まないように注意しましょう。

画像生成AI Stable DiffusionのAIアート利用の留意事項

画像生成AIのAIアート利用の留意事項

AIアートの留意事項(Dreamlike Anime1.0)

最後に、画像生成AIで作ったAIアート利用の留意事項について確認しておきましょう。

 

画像生成AIは非常に手軽で便利に使える反面、注意しなければいけないことがあります。

ここでは2つ挙げておきます

  • 生成系AIのライセンス、権利関係
  • 生成系AIの今後について

大事なことなので、それぞれ確認しておきましょう。

生成系AIの生成画像(AIアート)のライセンス、権利関係

画像学習モデルのライセンスを確認

画像学習モデルのライセンスを確認

Stable Diffusionで使える画像モデルに限った話ではありませんが、画像生成AIの元になる学習データには過去の絵画の名作や著作物、アニメや漫画、イラストなどが含まれているとされています。

そのため、AIアートは法的な整理がされているとは言えず、グレーだと言われています。

例えば、次のような点に課題があります。

  • 画像モデルの作成者が自分が書いたオリジナルのイラストや絵画だけをAIの学習教材としていて、作成者が商用フリーとライセンス公表しているモデルはほとんどないと思われること。
  • ライセンスが商用利用フリーとなっているモデルでも、学習データのすべてについて権利者から許可を取っているかどうか、実態がわからないこと。
  • 商用フリーと言われているモデルでも、途中でライセンス内容が変更され、商用利用不可となることがあること。

商用利用せず、自分だけで利用する場合はライセンスで制限を受けることは少ないですが、商用利用する場合は、各モデルのライセンスをしっかり確認しておくことが大切です。

 

権利関係が気になる人は、少なくとも「ライセンスで商用利用を認めていること」「そのモデルに関する悪い噂がないこと」を確認しておきましょう。そして、今後の上記の専門的な議論にも関心を持っておくことが必要です。

内閣府が公開している「AIと著作権の関係等について」   、文化庁が作成している著作権セミナー「AIと著作権」の資料  著作権セミナーの説明動画  も参考になります。

生成系AIの今後について

生成系AIの発展に期待

生成系AIの発展に期待

生成系AIは悪意のある人に悪用されることがあるため、残念ながら今後規制されていくことも想定されます。

また、規制を守るために無料で利用できなくなる可能性があります。

慎重になるのも大事ですが、新しい技術は体験してみて初めてその有用さ、危険性が理解できることもあります。

追記:2023年10月30日にアメリカで人工知能(AI)の安心、安全で信頼できる開発と利用に関する大統領令が発令され、法的拘束力を持つAI規制が初導入されました。*3

 

なお、画像生成AIの「Stable Diffusion」は素晴らしいAIで、その道の達人なら存在を知らない人はいません。

  • 画像生成AIを自宅などのローカル環境で使う場合、通常であれば高スペックのPCにグラフィックボードやメモリー増量などの追加装備があって初めて快適に使えるものとされています。
  • Macユーザーならこの記事を参考にしてスマホアプリ感覚で導入、利用できるので、手軽に使えます。

DiffusionBeeは初めての本格的な生成系AIのAIアート体験学習にぴったりです。イラストや写真画像を手軽に作れます。

 

画像生成AIを活用して、何ができるか試してみましょう!

そして、今後のAIの発展について考えていきましょう。期待が膨らみますね!

この記事でご紹介した画像モデルで作成した生成画像とその生成呪文を確認、比較したい人は、下記のcodocで続きをご覧いただけます。

*1:2023年6月現在

*2:StableDiffusionのOpen RAIL-Mライセンスは社会通念上不適切なものへの使用を禁じています

*3:AI開発企業は米国でのサービス提供や利用開始前に、政府による安全性の評価を受けるよう義務付けられた

この続きはcodocで購入