こんにちは、シンプルライフ ナビです。
プライベートのスマホ回線とは別の電話番号が欲しいとか、緊急用のサブ回線が欲しいと思ったことはありませんか?
例えば、仕事用、サークルやバイトの連絡用など。
最近は災害時のバックアップ用の通信回線の必要性も高まっています。1社に依存するのではなく、複数の携帯電話会社と契約しておくと安心です。
また、プライベートのLINEを紐づけているスマホでよく知らない人と繋がるのは嫌だ、という人もいると思います。
LINEは電話番号の認証が必要なので、LINEのアカウントを複数使うには2台目の音声回線が必要です。
そんな時に検討したい、2台目の電話番号として、ワンコイン(500円以内)で使える格安SIMをご紹介!
簡単に月額500円以内で、複数の電話番号を持てます。
トラブル予防のために個人で複数の電話番号やSIMを使い分けるのが常識になりつつあります。
早速確認していきましょう。
音声通話に必要なSIMカードや、格安SIMって 何?どんなもの?
最初に格安SIMについて簡単にご説明します。
まず「SIM」とは、スマホの中に入れて使う小さいICカードのこと。このSIMを入れないと、スマホで電話(音声通話)したり、インターネットを見る(データ通信する)ことができません。(最近のiPhoneは物理的なSIMカード以外に、eSIM(電子的なSIM)も使えるようにもなっています。)
スマホを買う時、docomoやauやSoftbankの携帯ショップなどで最初に契約することが多いと思います。
この契約の時、スマホにSIMカードを店員がセットしてくれています。
SIMカードを交換できることを知らない人がいるかもしれませんが、このSIMカードは他社のものに入れ替えて使うことができます。
大手の通信会社(docomo,au,Softbank)の月額利用料金(¥6,000~¥7,000)よりも、大幅に利用料金が安いSIMのことを格安SIMといいます。
すでに契約している携帯電話会社のSIMを、格安SIMに差し替えることによって、毎月のスマホの利用料金を大きく下げることができるんです。
また、中古のiPhoneや家で使っていない古いスマホがあれば、格安SIMを入れることで、2つ目の音声通話スマホ(2つ目の電話番号)として使えるようになります。
なんと、月額500円以下でも、2台目の音声通話スマホを持つことができるんですよ!
音声通話が可能なおすすめの格安SIM ベスト5
格安SIMには、データ通信専用のSIMと、音声通話が可能なSIMの2種類があります。
データ通信専用の格安SIMは、電話通話ができないですし、LINEのSMS認証ができず、2つ目のLINEのアカウントを作ることができないので、この記事では省略します。
それでは、音声通話(2つ目の電話番号取得)が可能なおすすめの格安SIMのベスト5についてご紹介します。
下表をみてください。
SIM種類 | 最低利用料金など | 通話オプション(月額) | その他特徴など |
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povo(ポヴォ) |
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mineo(マイネオ) |
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HISモバイル |
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ロケットモバイル |
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LINEMO(ラインモ) |
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mineo,HISモバイル,ロケットモバイルは、上記の他に契約事務手数料やSIMカード発行料がかかることがあります。
このように、500円以下で音声通話もできるSIMが、大手の通信会社などから提供されているんです。
LINEのアカウントを複数作ったり、プライベート用の電話と別の電話番号を持ちたい人にぴったりでしょ?
povo|月額基本料0円、安定のau回線利用
格安SIMで最も低コストで利用できるのは、povoです。
povoは基本料月額¥0~。
格安SIMといっても、povoのサービス提供社はauと同じKDDIです。決して怪しい会社が提供しているわけではないので安心してください。
なぜこんなに安いSIMが提供できるのかというと、契約はオンラインのみで、手続きやアフターサービスも全てオンラインになっているからです。
実店舗がないので、店舗運営コストや人件費がかからないんですね。
留意事項として、povoは基本料が0円で使える代わりに、6ヶ月間有料のトッピング(データ購入や音声通話トッピング)を一度も利用しなかった場合、自動解約されることがあります。
でも、自動解約前には通知が来るので、突然解約されるといった心配はありません。
さらに、週末利用などの際には、かなりお得に使える便利な仕組みをもっています。
povoを音声通話専用電話にする場合、5分以内かけ放題と組み合わせると、月額550円だけで使えます。
私もpovoを使っています。サブ回線として重宝しています!
なお、トッピング(オプション)を利用しないとデータ通信の速度はかなり遅いです。
(他の格安SIMも同様ですが、その分安いですからね。)
mineo「マイそく」|docomo,au,Softbank回線から選べる格安SIM
mineoは関西電力の子会社のOPTAGEが提供する格安SIMです。格安SIMの中では老舗と言われていて、ユニークな取り組みを行っています。
選べるプランがたくさんあるので迷うかもしれませんが、500円以下で運用するなら「マイそく」のスーパーライト月額¥250を選びましょう。
利用回線を、docomo,au,Softbank回線から選べるので、現在使っている回線とは別にしたい場合、古いスマホは当時契約していた回線にしか対応していないことが多いので、その場合はその回線を選んで契約する、ということができます。
5分以内のかけ放題だと物足りないけれど、定額かけ放題は必要ないという場合、mineoのマイそく「スーパーライト」(¥250)と10分かけ放題(¥550)を組み合わせると、月額800円で10分以内かけ放題の電話回線にすることができます。
10分あれば、通常の通話はほぼカバーできるのではないでしょうか。
参考情報:mineoはAmazonでmineoエントリーパッケージ を購入すると契約事務手数料が無料になりますが、マイそく スーパーライトは対象外となっているので注意。
mineoの留意点は、データ通信の速度が最大32kbpsとなることです。インターネットやLINEは、データ速度が32kbpsだと実質使えません。
そのため、テキストメール以外のデータ通信はほぼできないと考えた方がよく、2台目スマホではインターネットを使わない人に向いています。
HISモバイル「自由自在290プラン」|データ通信も通話も少ない人の選択肢
HISモバイルは海外旅行などの取り扱いで有名なHISの子会社です。旅行とのシナジーを高めるサービスの提供の一環として、格安SIMを提供しています。利用回線はdocomoの回線です。
HISモバイルの自由自在290プランは月額¥290~。
メインのスマホをauで契約している人は、povo(au回線利用)だといざという時のバックアップ回線にならないので、たまに通話をする、バックアップ用の回線があると安心という人に向いています。
HISモバイルの特徴は、通話料金が安いことです。
スマホの通話料金は、一般的には22円/30秒ですが、HISモバイルの場合は9円/30秒と半額以下です。
毎月合計60分の通話を行なった場合の比較は下表のとおりです。
項目 | 通話60分の料金 | 備考 |
---|---|---|
HISモバイル | ¥1,080 | ¥9/30秒(税込) |
一般的な通信会社 | ¥2,640 | ¥22/30秒(税込) |
HISモバイル利用の際の留意点は、データ通信に制限がなく、データ利用量に応じて料金が上がっていく仕組みであること。
データ利用量が100MB未満の場合は基本料金の¥290で利用できますが、100MB~1GBは¥550となるので注意です。
電話専用と割り切る場合の候補になります。
ロケットモバイル「神プラン」|通話はほとんどしないけれど、LINEが使えれば良い人
ロケットモバイルの神プランのDプラン(docomo回線利用)は、月額¥490。株式会社IoTコンサルティングが提供するサービスです。
標準の音声通話はしないけれど、LINEのメッセージやスタンプ、LINE通話ができればOKという人の選択肢になります。
データ通信速度は200kbpsなので、LINEの音声通話はできますが、ビデオ通話はできません。
注意点として、通話プランや通話定額プランがないので、通常の音声通話が多い人は通話料が高額になる可能性があります。
条件比較をして、上記の3つのSIMのいずれも候補にならない時の候補として検討してみてください。
LINEMO「ミニプラン」|LINE通話やLINEのビデオ通話を安定して使いたい人
LINEMOはLINE利用時のデータ消費がない、LINEを格安で使えるSIMです。サービスはSoftbankが提供しているので、回線品質は全く問題ありません。
LINEMOのミニプランは月額¥990。残念ながら毎月の利用料は500円以内に収まりません。
しかし、2つ目のLINEアカウントを快適に使いたい人に、LINEMOは最適です。
値段が上がりますが、この記事のSIMの中で唯一、LINEのビデオ通話が快適に使えます。
LINEの年齢認証にも対応しているので、2台目スマホの利用目的が、LINEのアカウント2つ目をゲットして快適に使いたい人におすすめです。
LINE利用の快適性が最優先で、標準の音声通話は受電専用に使えれば良いという人は、少し高くなりますがLINEMOにしましょう。
複数の電話番号を使い分け。月額500円以内で使える格安SIMのまとめ
さて、ここまで月額500円以内で使える格安SIMについてご紹介しました。
目的や通話時間に応じて、SIMや電話番号を使い分けましょう。
改めて500円以下で音声通話が可能な格安SIMと契約する時のポイントをまとめると下記の通りです。
- 毎月の音声通話を何分かけるか
- データ通信は使うのか?使う場合、テキストメールだけ読めれば良いのか、LINEのスタンプや通話も使いたいのか
- LINEのビデオ通話が必要かどうか
LINEのビデオ通話を格安で使いたいなら、契約すべき格安SIMは「LINEMO」一択となります。
メールやLINEなど、ある程度データ通信を使うなら、通信速度が最低でも128kbps必要です。その場合、500円以内で選ぶなら、mineoは候補から外れます。
毎月の電話をかけること(音声通話)が多く、複数の音声通話番号を使い分けることが目的なら、通話定額プランがある、povo,mineo,HISモバイルから、通話時間や料金を比較して契約先を決めましょう。
オススメの格安SIMの「ベスト5」を再掲します。
各SIMの詳細は、下表の「その他特徴など」の欄の、各社公式ページ等へのリンクを参照してください。
SIM種類 | 最低利用料金など | 通話オプション(月額) | その他特徴など |
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povo(ポヴォ) |
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mineo(マイネオ) |
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HISモバイル |
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ロケットモバイル |
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LINEMO(ラインモ) |
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mineo,HISモバイル,ロケットモバイルは、上記の他に契約事務手数料やSIMカード発行料がかかることがあります。
この記事で見てきた通り、複数の電話番号を、月額500円以下で持つことができます。
バイト用、サークル用、仕事用などの用途別、または災害に備えたバックアップ回線として持っておきませんか。