突然ですが「雲海」ってご存知ですか?
「雲海」とは、雲が海のように見える風景のこと。どんな風景が思い浮かびますか?
飛行機の窓からみる外の景色を想像しましたか?
例えば、飛行機に搭乗し、上空に上昇し、雲上に出た時に、窓から雲が一面に広がっている雲海の様子を見ることができますよね。
これも「雲海」の一つです。
眩しい太陽と一面の雲。これはこれでよいのですが、なぜかそこにはあまりエモーショナル*1な感動はありません。
地上からの景色とは異なり、現実味が薄いせいなんでしょうか。
一方で、山間部などに登って、眼下に層雲が流れるように発生して雲の海に山が浮かんでいるように見える場所があります。
これが「雲海スポット」です。
「雲海スポット」などでの「雲海」は、一定の確率で一定の地形で一定の気象条件が揃ったときに発生する自然現象です。見た時には神秘的で、厳かな感動を覚えることも少なくありません。
私も雲海スポットでの早朝、日の出近くの時刻から日が昇って行く時間帯に「雲海」を見たとき、その神秘的な景色に感動しました。
今回はそんな「雲海スポットで見る雲海」に関するお話です。
- 星野リゾートトマム|北海道の雲海スポット、雲海テラスがリニューアルオープン!
- 雲海ウォッチ|雲海テラスからの眺めと雲海テラスのオープン時期に関する注意。6〜9月がおすすめ
- 必見!雲海ウォッチ経験者が選ぶ、一度は見ておきたい雲海ー日本国内の雲海スポット10選ー
- 雲海ウォッチャーがオススメする、雲海スポットへ出かける際持っていきたいもの
- 雲海体験と感想|旅に出て雲海スポットの現地に行き、感動を体感しよう!
星野リゾートトマム|北海道の雲海スポット、雲海テラスがリニューアルオープン!
北海道にある雲海スポットの一つ、星野リゾート トマムの「雲海テラス」が2021年8月4日にリニューアルオープンしました。今までよりも施設が拡充されています。
「雲海」に関心がある方には話題の有名スポットなので、名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「雲海テラス」は山の上までゴンドラで行くことができ、またふもとに宿泊施設があるので、早朝に発生する雲海を見に行きやすい条件が揃っています。
そこが「雲海テラス」が人気の雲海スポットになっている理由の一つとなっています。
また、山上には空中に張り出すテラスが設けられており、その「雲海テラス」からダイナミックな雲海の景色を眼前、眼下に見ることができます。
今回、施設のリニューアルにより、そのテラスが大幅に拡張されました!
雲海の幻想的な景色を、より近くで体感することができるようになっています。
宿泊施設からの「雲海」発生確率などの情報提供も充実しているので、雲海ウォッチャーとして、最初の候補地としてよい場所だと思います。
雲海ウォッチ|雲海テラスからの眺めと雲海テラスのオープン時期に関する注意。6〜9月がおすすめ
私もこの「雲海テラス」に行ったことがあります。
山上の「雲海テラス」からは遊歩道が出ています。
その遊歩道を歩いて行くと、一般的な雲海スポットとは異なり、いわゆるインスタ映えするような写真が撮れる施設や構造物が充実しているのが雲海テラス周辺の特徴です。
私が訪れた時も、素晴らしい雲海を体験することができました。
国内を自由に気兼ねなく旅行できるようになれば、トマムの「雲海テラス」で「雲海」を楽しんでみてはいかがですか?
人工物と自然の風景が上手く調和しています。
場所柄、比較的「雲海」が発生しやすいこともあって、雲海スポットの中でも人気がある場所だと思います。
ただし、北海道は冬には雪が積もります。したがって、ここを訪れる際には季節を考慮して、施設等がオープンしている期間に訪れるようにしてください。
訪れるなら6〜9月がおすすめです。
必見!雲海ウォッチ経験者が選ぶ、一度は見ておきたい雲海ー日本国内の雲海スポット10選ー
ほかにも雲海スポットといわれている場所はあるの?
雲海テラス以外にも「雲海スポット」は全国にありますよ。
もっと住んでいる場所の近くにはないの?という方もいらっしゃると思いますので、全国の主要「雲海スポット」をご紹介します。
国内で有名な、おすすめの雲海スポットには次の場所があります。
各地域で雲の形や地形が異なりますし、自然現象ですから訪問したタイミングで必ず雲海が発生するとも限りません。また、たいてい夜明け前から早朝に発生するので、早起き必須です。
見れたらラッキーですよ!
ぜひ一度は見に行ってみてください!
- 雲海テラス(北海道・トマム)
- 摩周・屈斜路(北海道)
- 津別峠(北海道)
- SORA terrace(長野)
- 高ボッチ高原(長野)
- 越前大野城(福井)
- 大江山(京都)
- 竹田城跡(兵庫)
- 備中松山城(岡山)
- 国見ヶ丘(宮崎)
雲海スポットの雲海の出現率を科学データをもとに予測しているサイトがあります。参考になるかも。
雲海出現NAVIとは | 雲海出現NAVI | 週末探検家 THE WEEKEND EXPLORER | MITSUBISHI MOTORS JAPAN
雲海ウォッチャーがオススメする、雲海スポットへ出かける際持っていきたいもの
私が雲海を見に行った際に、持って行ってよかったものの中から特によかったもの2つをご紹介します。
山に行くと、ゴミが出ないように気をつける必要があります。
水分は必要ですから、軽くて小さいマグボトルがあると便利です。
スマホで写真をたくさん撮る方が多いと思います。バッテリー切れにならないよう、小型軽量のモバイルバッテリーがあると便利です。
雲海体験と感想|旅に出て雲海スポットの現地に行き、感動を体感しよう!
やはり現地に行って「雲海」を見ることができた時は、写真や動画で見るのとは違う感動があります。
山に登った
何年ぶりだろう、
山の上からの眺めは最高だ
わたしみたいに滅多に行かない人間にとっては
そうでなくちゃ困る
幸い、これまでにいった山からの眺めはどこも良かった
山に行くには準備がいる
気象条件や山の地図やそこに行くまでのルートなど、考えるべき点は多い
一歩間違えば命に関わる
天気が悪い場合は現地についていても登山を断念する勇気がいる
自然は優しくもあるが厳しいのだ
慢心したものには容赦しない
多少自然に対して臆病な方がいいのではないかと個人的には思う
どれだけ科学がすすんでも自然を解明できていない
予想はできても必ずしも正確なわけではない
経験や勘も過去の体験に基づくものだ
全く新しい事象には対応できないかもしれない
雲海を見れた
刻一刻と姿形が変わる
まるで生き物のようだ
普段の日常にはない、自然現象による造形
行ってきてよかった
国内を自由に気兼ねなく旅行できるようになった際には、ぜひみなさんも旅に出て、「雲海スポット」などで「感動を体験」してください!
*1:情動的な感覚