東京の世田谷区に、招き猫で有名な豪徳寺があります。
いろんなサイズの招き猫がたくさんいて圧倒されます。
猫好きには有名で、一度は訪れてみたい場所です。写真映えしますよね。
この豪徳寺には、みんなも日本の歴史で習ったことがある、江戸幕府で開国を決断した大老、井伊直弼のお墓もあります。
江戸時代の譜代大名、彦根藩井伊家の歴代藩主の菩提寺となっている、歴史あるお寺です。
(ちなみにゆるキャラの「ひこにゃん」はこの豪徳寺のエピソードが由来*1となって誕生しています。)
猫好きの楽園、豪徳寺は大小さまざまな招き猫がいっぱい
豪徳寺を訪れると、大量の招き猫*2を目にすることができます。
いろんな表情がありますし、社務所で購入して連れて帰ることができます。
豪徳寺で販売しているお土産|招き猫の種類と値段の一覧
豪徳寺の社務所で販売している「招き猫」の大きさは、大きいもの(尺サイズ・約30cm)から小さいもの(豆サイズ・約2cm)まで、大小様々です。
サイズは9種類あり、お値段は、1個300円(豆)〜5,000円(尺)です。
豆サイズはとっても可愛いですよ(^^)
大きさでご利益が違うわけではないので、自分の好きなサイズを選びましょう。
吉運・招き猫がたくさん奉納されている「招福殿」
購入した招き猫は、招福殿に奉納している人が多いようです。
(2022年4月くらいまで招福殿は工事中なので、それまでは臨時の奉納所が設けられています。)
願い事が叶い、福が来るといいですね!
たくさんいますね〜。
ちょっと怖いくらい。
たくさんの人が訪れているんですね〜。
社務所の人の話だと、特に奉納するというルールはなく、招福殿に行って、購入した招き猫を自分のお家に連れて帰りますよ〜と心で伝えて持って帰るので良いそうです。
招福殿にたくさんいるのは、願いが叶ったら改めて奉納しに来るということかな、と思いました。
豪徳寺は歴史ある寺院。その由来とご利益
豪徳寺は彦根藩主*3を輩出した井伊家の菩提寺となっています。
その由来は次の通りとされています。
「彦根藩2代目の井伊直孝が通りがかった際に、猫が招くので訪ね行って休憩したところ、たちまち雷雨となり、その間お寺の和尚さんと楽しく談笑できた。
井伊直孝は、猫が吉運をもたらしたと感謝感激して寺院を保護し、井伊家の菩提寺となり、またその由来から猫寺と言われるようになった。」
このときの猫の姿形から福を招く、招き猫ができた(招き猫発祥の地)ということになっています。
特に「家内安全」「営業繁昌」「心願成就」にご利益があるとされています。
社務所や本殿、仏殿、三重塔、鐘楼などもおすすめ
招福殿を最初にご紹介してしまいましたが、本来の順序的には本殿や社務所や三重塔、鐘楼などを先に回っておくといいですよ。
結構大きなお寺なんです。
江戸時代の名門、井伊家のお墓もある
寺院の敷地内には、江戸時代の名門、井伊家の歴代藩主のお墓があります。
大老の井伊直弼は桜田門外の変で暗殺されてしまいました。
その後の日本は、開国、尊王攘夷、江戸城の無血開城、明治政府成立と目まぐるしく移り変わり、近代日本が形作られます。
江戸時代は長い鎖国が続いていたのに、当時の日本は変化に強かったんですね。歴史のロマンを感じます。
開運を招く豪徳寺の招き猫に会いたくなったら
いかがでしたか。招き猫に会いに行ってみたくなりましたか?
お気に入りの「招き猫」をお土産として購入し、家に連れ帰って、福を招いてもらいましょう!
豪徳寺の場所と最寄駅
東京都内の世田谷区にあります。
電車の最寄駅は、小田急線なら「豪徳寺」駅、東急利用なら「宮の坂」駅が最寄になります。
駅からは少し歩きます。
豪徳寺自体は広大な敷地内にあるのですが、寺域は住宅地の中にあるので、駅から住宅街をしばらく歩くと到着します。
場所と地図はこちらです。
豪徳寺への交通アクセスと拝観料
東京駅から豪徳寺招福殿までは、電車を使って約1時間でつきます。
東京出張で半日時間が空くことがあれば、行ってみることができますよ。
また、拝観料は不要です。(境内に無料で入れます)
境内散策の所要時間の目安
境内の中を散策するのに必要な時間は、ゆっくり見ても30分くらいだと思います。
招き猫に会いたくなったら、訪れてみてください。