北京ひとり旅の旅行記の4つめは、世界遺産の故宮博物館(紫禁城)です。
紫禁城は映画やドラマ、小説の舞台になることが多く、いったいどんなところなんだろう?と気になる人も多いのではないでしょうか?
故宮は北京のど真ん中にあるので、ひとり旅でも簡単に行くことができます。
- 主要な建物だけを見て回る場合の標準的な観光の所要時間は約2時間とされています。
- じっくり内部の所蔵品や離れた後宮なども見に行くなら半日は見ておいたほうがいいと思います。
- 開館は9:00〜17:00、月曜休館
現地に行ってみると、中国の皇帝の権力は絶大だったんだなぁと体感することができます。本物を見るのは大事ですね。
故宮(紫禁城)に行くには天安門から入場する
故宮(紫禁城)は、故宮の南側の天安門を経由した午門が入り口になっていて、北側の神武門が出口になっているので、まず天安門を目指しましょう。
北京市地下鉄1号線に乗り、天安門西駅(站)か天安門東駅(站)で下車し、天安門を目指します。
注意!天安門広場に行くまでに、セキュリティチェックがある
天安門広場へ行く途中、人の流れが制限されており、セキュリティチェックがありました。(中国国内だと、地下鉄や新幹線(高鉄)などに乗るときも空港のセキュリティチェックのようなものが必須なので、すぐに慣れます。)
身分証(パスポート)の携帯と提示が必要でした。忘れないようにしましょう。
また手荷物検査もあります。中国にとって重要施設が多い場所なので、決して怪しいものや疑わしいものを持って行ってはいけません。


- パスポート(身分証)
- お金(入場チケット代(60元くらい)+交通費)
天安門広場は広大!重要な建物が数多く集まっている場所
有名な天安門広場に到着。国旗掲揚台があり、兵士が控えています。
広場は、ものすごい広さです。いったい何人入れるのでしょうか?
近くに毛沢東の遺体安置所もあり、中国の方が行列をなしていました。


天安門広場から北にあるのが天安門(左上の写真の建物)です。
広場内には、人民英雄記念碑(右上の写真)もあり、周囲には中国国家博物館などもあり、重要な施設が配置されています。
天安門広場から故宮に行くには、途中道路下の地下道を通ります。
地上に出たら、故宮を目指します。
広大な故宮博物館(紫禁城)に入場して、皇帝の権力や歴史を感じて楽しむ
故宮博物館には天安門側から入場します。
天安門をくぐって故宮に入場する
天安門広場側から見て正面にある天安門は、イベントがあると国家主席が立っている建物です。
「毛沢東」の肖像画などがかかっています。
イベントがないときは有料で天安門に登ることができるようです。
故宮博物館の中に進みます。
故宮(紫禁城)に入ったらチケットを購入
チケット売り場があるので、入場チケットを購入して、入場しましょう。
なお、チケット購入時には、パスポートの提示が必要でした。
- 1日のチケット販売枚数は人数制限があります。
- 中国居住者は事前にネットで身分証登録や予約が必要なようです。
- 外国人(私たちのこと)は旅行会社経由で購入するか、現地の外国人専用窓口で購入(60元くらい)します。(私は午前中の早めに行って、専用窓口で購入しました。)


ここから先が有料エリアになります。
故宮(紫禁城)の中を散策する
故宮の中は・・、とっても広い!!
なにしろスケールが。。ものすごく広いです!
見どころ|紫禁城最大の建物「太和殿」は中国最大の木造建築
広い場内を歩き回っていると、紫禁城で最大の建物の「太和殿」に着きます。
太和殿は現存する中国最大の木造建築です。
太和殿以外にも見どころはいっぱいあります。
歴史小説が好きな方はいろんな思いが交錯すると思います。
私は浅田次郎さんの小説(「蒼穹の昴」シリーズ)を思い出しました。


壁の高さは10メートル以上!


それにしても、大きさに圧倒されます!!


さて、南から入場して北上して故宮内を散策しますが、出口に到着しました。
故宮博物館の出口
故宮博物館と大きく表示されている「神武門」を出て、正面の小山が「景山公園」です。


最後に景山公園に登って、故宮の全景を見ていきましょう。
いくつもの建物が重層化して連なっていて、改めてその巨大さに圧倒されます。
故宮(紫禁城)の体験や感想
故宮は権力の象徴とも言えるかもしれないですが、逆に言えばこれだけの構造物を作らなければ身の安全を図れず、また世の中を安定させることができなかったということなのでしょう。
これだけ巨大な力を持っていた国でも、近代化の中では欧米列強にいいようにされてしまったという現実。
力がないと平和を保てない難しさ。
故宮では、歴史の重みと、皇帝や人の存在意義などについて思索することができます。
現在もそうですが、言葉だけではどうすることもできないこともあるし、力の均衡が取れていないと争いが起きるし、人類から欲がなくなることはなさそうだから、難しい課題ですね。
そんなことも考えながら、ぜひ一生に一度は「故宮(紫禁城)」を訪れてみてください!