こんにちは。画像生成AIの話題が多くなりましたね。
特に実写系の画像生成AIの絵の進化がすごいです。
ところで、ブログを書いている人は、ブログの画像をどうしていますか?
- 自分で写真を撮ることもあるでしょうが、写真AC などのフリー画像やPIXTA などの有料画像をダウンロードして使っている人が多いのでは?
- 図解も流行しているので、Canva で作図している人も多いかもしれません。
画像生成AIを使えば、無料で画像・アートを作成でき、商用利用することも可能です。
とはいえ無料でどこまでできるのか…気になりますね。
はたして、ブログのアイキャッチ画像やイメージ画像として使えるレベルの画像が生成できるのでしょうか?
今回は、画像生成で有名なStable diffusionと、AI美女の生成で有名な BRA(Beautiful Realistic Asians )を使って画像を作成しました。
ブログ等のアイキャッチ画像に使えるのか、出力例を見ながら検証していきます。(利用機材は「まとめ」に記載しました)
- BRA(Beautiful Realistic Asians)でリアルで印象的なAI美女を作る
- AIで印象的な画像素材や背景画像(人物なし)を自動生成
- 印象的なアイキャッチ画像の作り方
- アイキャッチ画像を画像生成AIで作る方法(まとめ)
BRA(Beautiful Realistic Asians)でリアルで印象的なAI美女を作る
BRAV6(Beautiful Realistic Asians Ver6)*1は、上の図のように、美女の生成が得意な実写系の画像生成モデルです。
小さい画像なら、写真だと言われてもわからないのではないでしょうか?
もちろんよく見れば、文字や細かい描写は苦手なので、写真としておかしな部分があり、AIの生成画像だとわかります。
ですが、かなり綺麗な画像を作成することができていると思います。
ブログで使う場合、美女もいいのですが、会議室やカフェのイメージ素材を作って使えるのかどうかという観点が重要なので、ここからはそういうことができるのか、試していきます。
では、生成AI(Stable DiffusionとBRAの組み合わせ)が美女以外でも通用する(利用できる)のか、確認していきます。
AIで印象的な画像素材や背景画像(人物なし)を自動生成
AIを使って、アイキャッチ画像の自動生成にチャレンジしてみます。
次の3つを試していきます。
- 会社(Office)のイメージ
- 喫茶店やバーのイメージ
- 書店や読書のイメージ
会社(Office)のイメージをAIで出力
まず、上の図では実写系モデル(BRAV6)を使って、「office」のイメージを出力しました。
左は人物付き、右は人物なし、で出力したものですが、どうでしょうか?
- 人物を消すには、ポジティブプロンプトに人を入れず、ネガティブプロンプトに人を入れておくのがコツ。
- 呪文(プロンプト)については MacでAIアート、イラストを画像生成 DiffusionBeeの使い方 を参照。
ちゃんと会社の雰囲気が出てますよね。
これぐらいの画像精度があればブログのイメージ図として使えそうです。
喫茶店やBarのイメージをAIで自動生成
次に、喫茶店や、バーのイメージも作れるのか試してみましょう。
呪文(プロンプト)を入力して生成してみました。
そんなに複雑な呪文を入れなくても、上記のような画像イメージを作成できます。
生成(generate)ボタンを押すと、都度異なる画像が出力されるので、AIが過去に学習した画像を合成して出力していると思われますが、なかなかの完成度です。
これもブログ画像に使えそうじゃないですか?
書店や読書のイメージをAIに指示して画像生成
同じように、画像生成AIに呪文(プロンプト)で指示を出して、書店や読書のイメージを作ってみました。
これもなかなかいい感じにできていると思いませんか?
画像生成AI、いろんな画像が作れて優秀ですね。
思っていたより、画像生成できるものの範囲が広いです。
AI画像は、ブログ用のアイキャッチ画像に使えそうです!
ですが、やはり人物を学習したモデルは人物画像の出力で本領発揮できるようになっているようです。
続いて、実写系の人物(AI美女)を利用した印象的なアイキャッチの作り方や注意点を確認していきましょう。
印象的なアイキャッチ画像の作り方
BRA(Beautiful Realistic Asians)シリーズは、もともとアジア系の女性を学習しているモデルだけあって、アジア系の美女の生成が得意です。
AIは本人以外の人物を描くのは苦手とされていますが、呪文(プロンプト)で指示することによって、このモデルでは背景に人がいるかのような表現が可能です。
Kindleを見るとAI美女写真集がたくさん出品されています。
実写系のモデルと画像生成AIの組み合わせが得意な描写
左上の図は喫茶店の店内でリラックスしている女性、右上の図は街中で忙しく働いている女性の様子をうまく表現できていると思いませんか?
AIが得意なものは、AI美女の生成で、顔の面積が大きいもの。(低スペックパソコン利用時)
画像生成AIと、人物の学習モデルを組み合わせることで、目を引くアイキャッチ画像を自動生成することが可能です。
ですが、もちろんAIが苦手な描写もあります。確認しましょう。
人物学習モデルのAIでも苦手なもの
人物の生成が得意なモデルでも、まだ細かい描写は苦手。
手で物を掴むことは苦手ですし、指の描写は崩れがちです。大きさがアンバランスになることも多いです。
顔のアップが多いのは、苦手な部分を出さないように調整していることも影響しています。
画像生成のコツや注意点、少しわかってきましたか?
この記事の画像は、すべて同じ画像生成AIで作成したものですが、少しずつ顔のイメージが違いますね。
同じ呪文でも生成の都度、変化するので、上級者の人は顔面の変化が生じにくい仕組みを追加導入している人もいます。
とはいえ、これぐらいの画像精度があれば、AI美女もブログのアイキャッチとして利用することができそうです。
アイキャッチ画像を画像生成AIで作る方法(まとめ)
AIの画像生成技術は日々向上しています。
高価なパソコンやグラフィックボードを購入している人が多いですが、この記事ではパソコンのカスタマイズなど不要で利用できる方法で画像生成しました。
追加予算をかけなくても、それなりの画像出力を行うことができ、ブログのアイキャッチを作れることがわかりましたね。
ちなみにこの記事のアイキャッチは、AI画像をCanva で文字入れ加工したものです。AIだと気づきましたか? この記事のその他の画像はAI画像そのままなんですよ。
今回の画像生成に使ったものは次のとおり。
これだけです! パソコンはMacのみ。
画像生成に興味があるけれど、Windowsの設定やグラフィックボードのカスタマイズやらなんやらするのは難しくてよくわからない、という人は、Macを買って試してみてはいかがでしょうか。
なお、生成画像の取り扱いには著作権上の取り扱いがグレーと言われているものがあります。利用するモデルや生成画像の取り扱いには注意が必要です。
気になる人は、DiffusionBeeの使い方 の記事も併せてご覧ください。
*1:BRAV6はopenrailライセンス(2023年7月現在)